夜遅くまでらんをみてもらう時にはシッターさんには泊まってもらう。

やっぱり女性を夜遅くに一人で帰らせるわけには行かないからね。

でもシッターさん用に別に部屋を準備できなくて。

らんの部屋にソファーベッドを置いて、そこに寝てもらっている。

 

僕らがいない時にみてもらうから、いつもの夜。

どうしてるのか?はよく知らない。

けど・・・今夜は僕が怪我してるからなのか?

かなり遅い時間になってもリビングでタブレットを使って何かしてる。

自分の飲み物を淹れる時に、僕のもついでに準備してくれたり。

なんか・・・僕の面倒も見てくれてるみたいで・・・

かえってなんか申し訳ない気がして。

早く寝ちゃおうかとも思ったんだけど・・・・

シャワー浴びずにベッドに入るのに抵抗があって。

さすがにシャワーの手伝いはしてもらえないから。

相葉くんの帰宅待ち。

スマホいじりながら時間を潰す。

 

玄関でカチャと音がして、誰かが入ってきた。

相葉くん帰ってきたかな。

 

 

「ただいま〜」

 

と小さな声で言いながらリビングに入ってきたのは・・・

やっぱり相葉くんだった。

ソファーに座ってる僕の側に来ると、頬にチュッとキスをする。

いつもただいまのキスは口唇に・・なんだけど。

さすがにシッターさんがいるから遠慮したみたい。

相葉くんの飲み物を淹れようとしたのか?

キッチンに立ちかけたシッターさんを相葉くんが制した。

 

 

「飲み物は持ってきてるんで大丈夫ですよ〜

オレと大ちゃんのことは、後はオレがやりますから。

遅い時間までありがとうございました」

 

丁寧にシッターさんにお辞儀すると。

シッターさんはにっこり笑って。

おやすみを言って、らんの部屋に下がった。

やっぱり、僕の面倒見るためにこんな時間までいてくれたんだ。

僕もソファーに座ったままだけど、お礼を言いながら頭を下げた。

 

 

 

「さ、シャワー浴びちゃおうか?

テーピングって濡れても大丈夫だよね?」

 

「大丈夫だと思うよ」

 

「くふふ・・・

今日は大ちゃんのこと、隅から隅までオレが洗ってあげる!

いや〜久しぶりだなぁ。

それが楽しみで楽しみで!

振りがよく頭に入らなくてさぁ〜

こんな時間になっちゃった」

 

「変なことしないでよ?」

 

「丁寧に洗うだけだってばっ!

優しく〜優し〜く、あんなとこやこんなとこも・・・

洗ってあげる!」

 

って言いながら・・・変なトコ触るし!