リハは夕方からの予定だったけど、その前にちょっとだけ。

早めにみんな集まれないかな?

仕事だと らんの相手はできない。

誕生日だもん、少しはパパたちとも遊ばせてあげたい。

打診してみると、なんとか昼過ぎには集まれそうという返事。

それなら、いいアイデアがある、と翔くんからの提案があった。

みんなも賛成してくれた。

 

事務所の部屋を一つ押さえてもらって。

シッターさんと相葉くんが らんの相手をしてくれてる間。

今日のことについて、翔くんと打ち合わせ。

いろんな手配は翔くんがやってくれるって言ったけど・・・

これはどう?ってお伺いが僕にくるから。

やりとりがしばらく続いた。

なんとかなるかな?って連絡が一段落つくと・・・

もう相葉くんが出かける時間。

らんと2人で玄関まで見送ると。

 

 

「いってらっしゃい。また後でね?」

「大ちゃん、いってらっしゃいのチュウ!」

 

と、後頭部を押さえられて、らんの目の前で!

思いっきり熱烈なキス。

ちょっと!らんの目の前なのに!

 

 

「へーきへーき。ママとパパが仲良くしてるの。

ちゃんと見せとかないとね〜」

 

相葉くんは らんにはほっぺにチューしてもらって嬉しそうにしてる。

 

あーマネージャーから催促のメール来ちゃった!って。

元気ハツラツ!な様子で玄関を出て行った。

 

「お仕事にはお昼ごはんを食べてから、お出かけするよ。

それまで何して遊ぶ?」

 

「ママにはナイショ!おねえさんとおへやであそんでる!」

 

と、いうことで、午前中はぽっかりと自由時間になった。

足首と右肩を安静にしとくために、あんまり動かない方がいいかな。

じゃあ・・・ちょっと二度寝でも・・・しようかな。

昨夜、遅かったから、ちょっと寝不足。

スマホでアラームをかけてベッドに横になった途端。

体が急に重くなった気がして、スーッと眠りに落ちていった。

 

 

 

「ママ、ママってば。おきてー!

ごはんたべよ!」

 

「ん・・・え?もうそんな時間?」

 

スマホを見るとアラームをいつの間にか消しちゃってたみたいで。

らんに手を引かれてリビングに戻るとすでに昼食が準備されていた。

 

 

「僕の分まで準備していただいて、申し訳ありません」

 

「ママと一緒にお食事するのも、お子さんのためになることですから。

お気になさらず」

 

「きょうのおひるはママの大好きな冷やし中華だよ!」