ガリレオガリレイ? | 医師・畠山昌樹のブログ

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『ぼくはアスペルガーなお医者さん』著者で整形外科医の畠山昌樹です。


ガリレオは、1597頃には理論的に地動説を考えていたものの、科学的な物証が必要なことを十分に理解していた。その後、ガリレオは1609年に望遠鏡を手に入れ、月のクレーターや木星の衛星、さらには太陽の黒点の動きなどを観察し、2,3年のうちに次々と学会発表する。
その時代、知的階級の多くの人も天動説を信じていた。いつしか学会の権力闘争から、宗教上の異端審問へと追い込まれ、不運な晩年を迎えることとなる。

まさに、これと同様のことが現代でも起きている。
宗田哲夫先生の産婦人科学会での戦いは、ガリレオの時代以上の反発だと思う。
知的階級ほど、実は「常識」に厳しくとらわれている。
気になる人は、是非、宗田哲夫先生の「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」を読んでみてほしい。

今の時代、科学が進歩し、皆さんが教科書で習うようなことは、すべて真実と思われるかもしれない。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
皆さんが、常識と思っていることのなかには、科学的に証明されていなことは、山ほどある。