「いつか、私があなたの前からいなくなる日がくるんでしょうね。

そうよね、きっと。」

 

「そして、温もりとか手触りみたいなものは段々と薄まって、、、

悲しいことだわ。」

 

「でも覚えておいてね。」

「私は猫だったってこと。」

 

 

短くない時が流れた。

街角で猫に出くわすといつも

僕は小さく呟く(誰にも聞かれないぐらいに) 

 

「やあ元気だった?」