災害に合われた方々の手記を私は読む事が有るんですが、根深い問題として

『土地への愛』じゃないのかな?って思うんですよね。

 

 私も含めて外野の人達から見たら、リスクは確かにどこに行ってもゼロにはならないんですが、それでもなるべくあまり災害が起きている回数が少ない場所に引っ越せば良いのにって思ってしまう。命優先のセオリーなら正にその通りなんですが、彼らには『土地の愛という譲れない価値観』というものが有るんですよね。

 

 私が印象的だった二件を例に挙げますと、311の地震の時は津波がもうすぐ来てしまうという風に子供が逃げてって叫んでも、御高齢の夫婦二人が炬燵に入ったまま動かず

「助かっても別の場所に行きたくない。自分達は老い先短いのだからこのまま思出の土地に居たい」

頑として動かず、小さな子もいるからそちらを逃がす事で手一杯になっているうちに座ったまま亡くなった・・・・という体験談でした。

 

 私も自分が高齢者だったらあと10年しか生きないだろうなとか色々考えてしまうだろうし、愛した場所が全て無くなって、一から知らない土地や人の間に紛れると考えたら、このまま死にたいと思ってしまうかもしれませんね。

 

 そして、漁師町の体験談も心に残りました。彼らは海の民なので、津波で飲まれて家が全壊しようが何だろうか、昔からその土地では同じ場所に戻っていたそうです。

そして船が流されてないかの方が大切な事で

船>家

なので、家よりも船を先に見るくらいであり、船さえ残っていたら大喜びしたそうです。ああ船の方が残っていた!って安堵するみたいです。

大自然は偶に荒々しく人の命を奪うものと達観した何かが有るので、沢山の子供を常に産んでいて、数が多くなってくると段々名前を付けるのも大変になるので、鮎ちゃんとか段々魚の名前になってくるみたいです。何だかサザエさんを思い出してしまいますが( *´艸`)

 

これは昔の話らしいのですが大自然と共に人間が有る事を悟っているような潔さを感じ考えさせられましたね。

 

そういう価値観もあってよいんだと思うし、なんか凄みを感じて感動しました。

 

しかしそれとは別に、やはり安全な土地とは何か?とか知識として知っておくとこれから生活拠点を持つ人は興味が有ると思うので、そういった事を書いていきたいと思います。やはりというかなんというか・・・・

龍とつく土地は豪雨に会いやすかったり、地震の被害が一番起きるポイントの地殻だったりとか、絵空事ではない昔からの知恵です。311の際には、昔波が手前で止まりましたという神社が有り

末の松山波こさじとは・・・・

古代のハザードマップその①~写真追加”

基本不思議と古い神社というのは被害にあわないポイントに有ったりします。まぁ最近は鳥居が倒れたり想定外の事も起き始めているので必ずしもではないのですが

「昔から言われている事は何らかの意味が有る」という事がやはり言えると思いますので参考程度に語っていきたいと思います。