シュタイナー教育で、意志、感情、思考を育てるという意識は欠かせない。
意志の力というのは、
「する」力。
行動する力。
行動する力・・・最近弱い子が多いですね。
一歩を踏み出す、
ちょっとやってみる・・・
そんな小さな行動に踏み出せない子が多く、
それが大人になっても、
考えすぎちゃって踏み出せずに
ひとところにじっとしている人が結構多い。
教育では、意志の力を育てるために、
手を動かしたり、
体を動かしたりすることをたくさんするわけです。
でも・・・
たとえば、
粘土を使ったアクティビティをしていたとしても、
指先で小さなものを蜜蠟粘土で作っているときと、
大きな粘土を力一杯押して形作っている時では、
意志の力の使い方が違う。
指先でやっているときは、
いろいろ考えている。
つまり思考を刺激している。
大きなものを作っているときは、
より意志の力を使っている。
だから、
工作していればなんでもいいのだというわけではなくて、
たまには巨大なものを、力一杯作る・・・みたいな活動も、
意識して入れるといいですね。