魂の旅
魂の旅は、個別的であり、高度に個人的なものである
旅の道筋は、オーガナイズすることも、
管理することも出来ない
誰もがひとつの道筋を辿らねばならない、というのは真実ではない
あなた自身の真実を、聞くのだ・・・

ラム・ダス

The spiritual journey is individual, highly personal.
It can’t be organized or regulated.
It isn’t true that everyone should follow one path.
Listen to your own truth.

~ Ram Dass ~

人生の歩みというものが「魂の旅」だと気づいた時から、人生は全く違う様相をおびてくる
旅は、もうすでに始まっているが、いつもスタート点であり、終わることもない
魂の旅は、目的がありながら、目的はない
意味がありながら、意味はない
魂の旅のスピードは、早いこともなければ、遅いこともない
回り道のように見えても、ワープすることもある
選択した道筋に、間違いというものはない
道筋はその都度その都度、刷新される
今までの道に捕らわれていると、新たな道に気づかない
間違えたと感じる時こそ、掛け替えの無い気付きや学びが横たわっている

道しるべやヒントは、暗号のように、隠喩のように、周りにあふれている
言葉の時もあるが、身体感覚である場合が多い
感覚を磨くことで、旅はますます光を帯びてくる

魂の歩みは、過去にも未来にも捕らわれない
しかし、過去から自由になるためには、かつて直面して来なかったことに、向きあわねばならない
自分に嘘をついていると、道筋は見えてこない
してはいけない、とか、しなければならない、などに捕らわれていると、魂の道のりは見えてこない
しかし、自覚的にそれを選択すれば、それは魂の道のりだ
愛によってそれを選択するなら、あなたは自由だ

魂の旅は聖なるものではあるが、俗なる道を歩まねばならない時もある
強い希求があるなら、それに委ねてみるがいい
魂の旅がいつも至福に満ちているとは限らない
イバラの道を歩まねばならない時もある
戦わねばならない時もあるかもしれない
傷つけ合う時もあるかもしれない
悲しみに溢れるときも、きっとある

私たちは、人生を十全に生ききるために、たましいの旅人となる
あらゆる感情や情念を、感じ尽くすために、生まれてきたのかもしれない
旅愁や、旅情は、掛け替えのないプレゼント
魂の旅は、それを感じるためにあると言っても良いくらいだ
旅愁や旅情を分かち合える愛する魂の友人がいる人は本当に幸いだ
しかし、魂の旅は本質的に孤独なものだと思う

さて、今年ももうすぐ終わり、新たな旅が始まろうとしている
私たちは地球という小さな星の住民として、今という時間を生きる魂の旅人同士であり、魂の伴侶なのだ
私たちは世界の行く末を祈り、そして信頼しよう
そして行動しよう
今日までを感謝し、明日を祈ろう
そして皆に感謝しよう
「ありがとう」
そして、この星を旅立つ時は、ほほ笑みとともに、別れを言い合おう
「また、会いましょう」と・・・

ウォンウィンツァン


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