新宿の街を歩いた。
路上ライブをしてる人。
熱い演説をしてる人。
反原発活動をしてる団体。
色々な人がいた。
こんな光景
地元で見る事はまずない。
その中で
一人でボランティア活動している男性に
目が止まった。
東北震災への募金を
一人で一生懸命
街行く人に求めていた。
気になって
しばらくその光景を
ずっと見ていた。
30分だろうか
1時間経っただろうか。。
誰一人として
募金をしようとしない。
青年の大きな声は間違いなく
届いているはずなのに。。
見向きもしない
見てもちら見して終わり。
自分には関係ないから？
お金に余裕がないから？
それでも
一生懸命
同じ言葉を伝えている
繰り返し
繰り返し。。
それでも
何も聴こえないかのように
素通りしていく人々。。
その光景を見てたら
あまりにも
悲し過ぎて
胸が苦しくなって
涙が出て来た。
同じ人間なのに
ましてや
同じ日本人なのに。。
なんでやろ。。
自分の見ていた
１時間が
あまりにも長く感じた。
その時がたまたま
募金する人がいなかっただけなのかもしれない。
実際世の中には
たくさん募金、ボランティア活動してる日本人もいる。
分かっている。
それでも
その光景は
見てて辛かった。
最後に募金して帰ろうと思ったとき
一人の日本人が
スッと募金して
立ち去っていくのを見た。
それを見て
少し心が救われた。
そして
自分も少しだけだが
募金した。
価値観に基づいて
人は行動する。
だから
人の考えや行動は
それぞれ異なる。
それは誰一人として
間違いではないと思う。
でも
それでも
「思いやりの心」
だけは
忘れてはいけない。。
大切にしてほしい。
そう願う。
EISAKU