GW前後の話。 | EK&

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回復系呪文なんでもいいからかけてください。

二週間前、徐に入院し、一週間前、脱兎のごとく退院しました。

左のでかい卵巣囊腫の他に、右側の表面にもちょびっと病巣があり、
そこも焼いてもらいました。その他、予想されていた腸の癒着を剥がしてもらい、
ついでに子宮表面に豆粒ほどの筋腫が二個あったのも取ってもらえました。

最初は入院もできる大きめの産婦人科で診察してもらっていたのですが、
手術方法の違いから、セカンドオピニオンとして婦人科と不妊治療に特化した
赤坂の某病院の先生を紹介して頂き、結局、そちらで手術することになった。

開腹手術ではなく、腹腔鏡での手術でした。
お臍と腰骨の内側左右に合計三カ所の小さな穴を空けただけ。
この手術による出血量って、平均すると150ml程度らしいんだけど、
私は100mlで済んだらしく何となく得をしたような気分でしたが、
翌日の採血で通常下がっても0.5程度といわれるヘモグロビンが3も急降下しており、
錠剤の鉄剤が処方されました。術後最初の食事のあとそれを飲んだら、
体に合わずげろげろになり、結局、液剤で投与してもらうことになった。
本来ならば二日に一回が適正というその鉄剤を毎日打っていた。おれはうまか。

術後三日目、同い年くらいのボーイッシュなサブの先生に「この調子だと退院延びま~す」って
言われ、確かにまだ痛くてまともに歩けないし、どこらへんから出血してるんだかも
エコーだけでは不確定だし、経過を見なければならないことは重々承知していたが、
術後二日目にして暇すぎる入院生活に最早うんざりしていた私は率直に「やだ~ん」と思った。
暇に加えて差額ベッド代が¥35,000で「寝るだけなら家で寝るわ~あ」とどうにも思わせる。
いくら個室でも誰かが突然入ってくるという環境は、当然ながら「我が家」とは異なる。
どれほど快適だったとしても、そわっとするものだ。

でも、広い個室で確かにこれ以上はないと思うくらい超~快適でした。
ここよりランクが上の部屋はたくさんあるんですけどねw
父が亡くなるまでの2年間、転院、転院、また転院で都内のいろんな病院を
見てきたつもりです。だからこそ、宛てがわれた部屋に入った途端、
想像の限界を超えた「別・世・界w」と思ってしまうほどに快適だった。快適すぎた。

基本搭載の設備として、いつでも入れる専用のお風呂、トイレ、冷蔵庫、大型テレビ、
更にウェブ環境がついていて、その全てが使い放題。
他に備え付けられている調度品のどれもが天然木で、入口付近のクローゼットの他に、
洋服を仕舞うためだけの高価そうなチェスト、窓辺に置かれた広く美しいデスク、
アンティークな布張りのチェア、足下は一面に臙脂の絨毯が敷かれており、
大きな窓には重厚なカーテンが下げられていた。陽射しは良好でポカポカだった。
ベッドの横にはサイドボード、その上にお決まりのように鎮座する固定電話と革張りのメモ帳。
艶めく金縁の黒のボールペンが、そのメモ帳にひっそりと寄り添っていた。
ベッドに横になると視界に入る真正面の壁には、見知らぬパステルカラーの絵画が一枚。
ベッドヘッドには豪奢な読書灯。メインライトの他にサブ、絵画灯、その他、
照明のボタンだけで8個くらいあって光度調整もなんのその。
絵画灯なんて、一回くらいしか照らさなかったがなw

お見舞いに来てくださった方々に「まるでホテルwww」と毎度言わしめるような部屋でした。
あと、食事ですが、部屋同様に「まるでホテルwww」でありました。
どれも、何の冗談かと思うほど豪華で超美味しいのです。
しかも、洋食と和食の選択が可能でした。どんだけ至れり尽くせりw
そして、三時になると当然のようにティータイムが勃発。
連日、百貨店にずらっと並んでいるようなブランドスイーツのパレードだった。

そんなこんなで、いろいろと感嘆尽きない入院ライフでありました。
退院時、主治医の先生に「退院の意欲があるということだから尊重しますが、
今年のGWは無いものと思って過ごしてください」と言われてしまいました。

が!

五月三日、新宿ビックロ限定の
ぱんぱかくん&Prism☆Box ミニライブ&撮影会 に
痛む腹を抱えてひょこひょこ歩いて行ってきちゃったなり~!!!!!


ぎゃああああ!
ぱんぱかくぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ♡
超可愛かったぁぁぁぁ!
一緒に写真撮った~っ!家宝や~~~~あ!

帰り道のEKは、まるで世界の頂点にでも立ったかのようにご満悦であった。
大きいぬいぐるみと小さいぬいぐるみ、伝説のパンツとTシャツ、缶バッジ、
トイレットペーパー等々、たくさんのグッズを買って帰ってきました~!
そう遠くないいつか、写真つきで自慢するかもイヒw

スタッフのお姉さんに「東京の方ですか?東京の方なのに知ってくださっているんですか?」
と聞かれ「そうです!大好きです!」と答えると、お姉さんはすごく喜んでくれました。
言葉以上にどれほど好きかが伝わってしまったのだと思った。
本当に好きだ。本当に応援している。頑張って全国区に伸し上がってほしい。

自分たちの撮影が終わったあと、もう一度お姉さんのところへ行って挨拶したら、
ぐっと来たのかほんのり涙目になってらっしゃった。
ぱんぱかくんで全国制覇に挑むスタッフの皆さんの今までの努力がどれほどのものか、
そのお姉さんの姿から垣間見えた気がして、こちらもぐっと来た。


東京の守備はおれに任せろおおおおおおおおおおお!!!!
という気持ちで、これからも応援し続けます。

で、帰宅後、一気に体調は崩れ、その日の夜から翌日丸一日寝込んで過ごしましたww




そんなこんなで、術後一回目の検診がありました。
ヘモグロビンは上々で、退院時に出された鉄剤飲み切りで追加はなし。
股間を中心に下腹部全体が太ももに食い込むかたちでド紫ド緑色(内出血)ですが、
傷も順調だそうな。よかったッス。

次の検診は一ヶ月後。