次はツブ貝の刺身を狙っています。 | EK&

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回復系呪文なんでもいいからかけてください。

やばい。
ANVILのドキュメンタリー映画みてたら胸が熱くなってきた。

ぶつけどころがない。


さっき、家の近所の自販機までちょっとタバコを買いにいった。
そして、タバコを買ったあと、玄関先に舞い戻る頃には
何故か帆立の刺身が二枚と筋子が一腹、自家製だという塩辛がこの手にぶら下がっていた。

いつもとは違う自販機に行ったからあかんかったんだと思う。
普通にタバコを買って帰るだけだと思って何の気なしに歩いていたのに。

今、食べ物に困ってないっていうか、本気で溢れ返っているから、
食品など、寧ろ、不必要であった。それだけに、自分でやっておきながら、
「なんでこうなった…」という奇想天外な気持ちでいっぱいだ。
連れ帰った獲物を見るに、酒の肴じゃ話が別らしい。


やーね。

だめだわ。



と、ここまで書いて、一時保存して食べてきた。


あれ? もう殆どないよ…?

個人店のお魚屋さんだったんだけど、帆立はその場で刺身にしてもらって、
貝紐もつけてもらったんだけど、やっべーえ。ネバネバコリコリで超うまかった。
やっぱ旨いものセンサーが働いたときは、成り行き任せが一番である。

一番であるとかいってな。
さっきの「だめだわ」発言は一体何だったのかしらね。

人は刹那を生きるって誰が最初に言ったの的なことを
身近な題材で体現してみました的な結果となってしまった。

もー、しょーがないよ、れりごー。



あー。まだ十一月なのに。
ここから益々、冷蔵庫が破裂の一途を辿る。


いただき続ける食料をコケちんの部屋のドアの内側に
ガスガス投げ込んでしまえば解決するんじゃないのかな…。
とかいう傍迷惑な解消法しか思い浮かばないんだけど。




生活という細かな視点で生きると、人生という大きな流れを見失うね。
人生という大河を見据え、生活の闇に呑まれず息も絶え絶え泳ぎ続けて、
それでも瞳には夢という奇麗な輝きを灯し続けてきた人たちだけが、
やっぱり最後には誰かの憧れの存在になれるんだろうと思った。
そして、その憧れの力をかりて、やっぱり息も絶え絶え負けずに後に続く人たちの姿が、
きっとまた誰かの瞳に灯りをともしてくれるんだ。
少なくとも、私の瞳にも彼らは灯火のお裾分けをくれた気がするよ。

そんな感慨を寄越すドキュメンタリー映画でした。


ついこの間まで日本にいたなんてね。
観に行けばよかった。

最近、ショービズ系のセンサーは壊れ果ててる。