あの日のことは、思い出そうとすれば思い出せますが、思い出したくはない記憶でもあります。
忘れてはいけないのでしょうけど、とにかく怖かったんです。
私は地震後、寝るときにテレビをつけて寝ています。今もです。
何度もくる大きな揺れのなか、職場に行かなくてはならず、もしこれが家族との今生の別れになってしまったらと思うと、向かう車のなかで泣いたものでした。
幸い、そうはなりませんでしたし、取り越し苦労というか、心配しすぎというか…
でも、それほど死を身近に感じたということだとご理解いただけたらと思います。
亡くなられた方のご冥福と、熊本の復興を祈ります。