祝!専門医!ごほーこく! | えりっき脳内議事録(えり丸)

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

皆様、お久しぶりです!

ひさびさのブログですが、まだ見に来て下さる方はいるのかな?

 

実はわたくし、今年の8月に病理専門医を取得、

さらに12月には細胞診専門医も取得しました。

おめでとー、自分!!

 

さらにさらに!1月に名古屋市内某病院に転勤、

そちらで一人病理医として働くことになりました。

(12月半ばから年明けまで休暇中です♪)

 

転勤を決意したきっかけ。それは。

病理診断は間違えたら大変ということでダブルチェックを行うことが多いのですが、

この制度、はっきり言って落とし穴がたくさんあるのです。

腕の悪い医師が2人で診ても、正しい答えにたどり着かないんです。3人いても結果は同じです。

極論をいいますと、腕が良い人間が一人いればよい、そういうことになろうかと思います。

こういう事態にヤキモキして神経をすり減らしておりましたので、

常勤医は1人という環境の転勤先を選びました。

もちろん、非常勤ドクターとともに必ずダブルチェックは行いますが、

それでも尚、「何か変!」と感じるならば、コンサルテーションに出そうという魂胆です。

 

で。一応、大学院、病理専門医、細胞診専門医と、中期目標は全て達成しました。

今後の目標はどうしようか、日々をエンジョイするという方向性もよかろうと思いますが、

可能であれば検査専門医も取ろうかなぁと画策しております。

 

・・・なのですが、

近年の新専門医制度への移行に伴い、どうも専門医を取得できるかどうか難しい状況です。

旧専門医制度では、検査専門医の試験内容の大半は病理分野から出題されたので、

病理専門医にプラスアルファで検査専門資格を取ることもままあったようです。

しかしながら、新専門医制度では、病理専門医のほかに検査専門医も基本19領域に項目に含まれることになり、

その影響かどうかわかりませんが、検査専門医取得に関しても厳しい研修規定が設けられるようになりました。

私より少し年次が上の病理医で、検査資格も取得した人は私の知る限りおりません!

検査専門医資格を取得することが難しい、あるいは、取得しても維持が困難であることを

反映しているものと思われます。

 

今一度、検査専門医取得が現実的な目標となりえるのか、しっかり下調べが必要な状況です。

んまあ、せっかく学会員になっていますので、せっかくだし資格を取りたいな・・・