散財しただけに終った

残ったものは虚しさだけ
ホントにこういうのやめよう‥
何度目か忘れたが私は心に誓った

さて今後どうしようか
幸せをもたらすといわれてる

どこかでひっそりと咲いている
花を探していたところ
フト思い出したのはよしみ嬢だった

残念ながらダントツで彼女だ

ちなみによしみ嬢とは
天童よしみにほんの少しだけ似た
ポッチャリ嬢のことだ

源氏名は聞いたことなどない

他にもあれこれと考えたが

また会いに行くことにした

しかしここで問題があった

私は彼女の名前を知らないが
知っていたところで

指名はしたくなかったのだ

困った困った

ハッそうだ！

店が忙しい時間に行けはいいのだ
これまで過去４回担当されたが
いずれも忙しい時間帯だったのだ

私は念には念を押して
店が忙しい曜日を選んで訪問した

すると眠そうな顔をしたよしみ嬢が
カーテンの中からぬぅと出てきた

やはり狙い通り暇そうだな‥

私は得意の作り笑いで微笑んだ

するとこちらをみた彼女は
少しだけ怯えた顔をした

のはきっと気のせいだろう

うん

つづく