最近円安方向へ為替が動いています。
日本にいるだけなら、それほど実感はないと思います。
しかし、日本を出て活動している人にとっては大きな変化です。
例えば、超円高時代に私はスウェーデンに住んでいました。
物価が高いと言われるスウェーデンでも、超円高のおかげで、それほど物価の高さを感じずに暮らす事ができました。
スウェーデンのセブンイレブンではコーラのペットボトルが20クローナで売られています。
当時のレートで230円程度。
それが今では290円程度です。
コンビニで買うコーラはちょっとした贅沢品ですね。
フィリピンでは50円程度でコーラが買えるので、約6倍の差があります。
今のレートでスウェーデンで外食すると、簡単に2,000円超えてしまいます。
ユーロは当時100円程度でしたので、ヨーロッパ旅行も格安で楽しめました。
今では126円程度なので、全てが26%割高です。
では、得してばかりだったか?
そうではありません。
逆にカナダに住んでいた頃は、超円安でした。
当時カナダドルは110-120円程度。
非常に悪いタイミングでカナダに行きました。
というのも、その後の70-80円というレートを見てわかる事なのですが。
日本円ベースで海外で暮らすという事は非常にリスクがあります。
住む国の通貨での収入源があるのがベストです。
世界何カ国も移動する人の場合、日本円+外貨での収入でリスクヘッジするのが良いですね。
もう円安になってきたから外貨で投資しにくいと考えるのは良くないと思います。
為替は常に変動していて、ベストなタイミングというのは過去を振り返って初めてわかるわけで、将来の事は予想できません。
ですので、今まで円からの収入しか無いという方は、外貨でビジネスまたは投資をして、リスクヘッジをしていくのが良いと思います。