“MAN ON FIRE オムファタール、カン・ドンウォン ” - ELLE 5月号 | クラシカル・ボックス

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不動の1位はカン・ドンウォン★2012年11月12日除隊!

※ELLE JAPON8月号に同一内容のインタビューが載ったようですが、要約版のようですし、全文をせっかく(?)訳したので公開します。買ってない方は読んでくださいな。



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ON THE COVER


2年半の空白を破り、彼が帰ってきた。

パリでのメンズコレクション期間中に撮影された 『エル』 5月号カヴァー撮影直後、彼は新映画 『群盗』 撮影準備に没入した。本格的なスクリーン復帰に先立ち、軍服務前に比べ一層成熟して強くなった真の “男” の姿で帰ってきた彼の魅惑的な姿に、 『エル』 カヴァーと感度の高いグラビアを通じて出会うことができる。カン・ドンウォンが熱烈に好むデザイナーエディ・スリマンのサンローラン初のコレクション衣装がカヴァーに強烈なエッジを加えてくれた。二人が着た衣装は全てSaint Laurent. 輝く肌艶とスモーキーなメイクアップを完成させたのは、全てYSL.


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拒むことができない魅惑 PERFECT GUY 


2年半の空白を破ったカン・ドンウォン。パリで撮影された 『エル』 5月号スペシャルカヴァーで伸びを始めた。新映画 『群盗』 でのスクリーン復帰を控えた彼の、一層強烈になった魅惑の眼差しの中へ。


去る1月19日 『エル』 とともにパリに飛び、あっという間に5月号カヴァーを撮影し帰ってきたカン・ドンウォン。

韓国男性セレブの中で 『エル』 の表紙を飾ったのは、これまで唯一彼だけだと記録されることになろう。彼とのカヴァー撮影そのものがカン・ドンウォン自身にとっても 『エル』 にとっても挑戦であったし、それだけスリルあるプロジェクトであった。まるで次期作のウォーミングアップに入るかのごとく、パリで行われたカヴァー撮影を通じ、彼は全員を魅了させてしまう眼差しの感性を再び点火させた。

撮影のためベルギーからパリに来たモデルカミユと組んだグラビアのため、日本のスーパースタイリスト祐真朋樹が合流した。エディ・スリマンのサンローラン初コレクション服でカヴァースタイルを準備した。カン・ドンウォンのフェイバリットデザイナーであるエディ・スリマン初となるコレクションを一つ一つ試着し、カン・ドンウォンは最も自分に似合う服を自ら探し出したし、そんな彼からはファッショニスタらしさがいっぱいに感じられた。グラビア撮影のためメイクアップを担ったアーティストタツ(Tatsu)は、彼の肌を絶賛した。「彼の肌は本当にアメイジングだよ!」彼の肌をより一層健康的で弾力あるようにしたのはYSLのファンデーションである “LE TEINT TOUCHE ECLAT UV” を使用したから。

パリでのグラビア撮影を終えて帰国したカン・ドンウォンは、本格的にキム・ジウン監督と 『Hide&Seek』 を撮影したのに続き、ユン・ジョンビン監督の映画でありハ・ジョンウとのツートップ対決ですでに話題となっている映画 『群盗』 撮影準備に入った。■


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the best  elle.co.krの読者たちが選定した最高の男


モデルとして異例なほどのファン集団、 “彼女” たちの矢印が向けられる男。

カン・ドンウォン


反則だ。こんな “詐欺キャラクター” は。大きな瞳とハッキリした目鼻立ちに長身、スリムなボディラインまで。

純情マンガから飛び出して来たかのような非現実的なイメージ。こんなイメージは映画の中のキャラクター開拓にも寄与することになる。『チョン・ウチ』 や 『超能力者』 のようなマンガ的な想像力が加味された作品の中で、カン・ドンウォンは正に神そのものだった。

そんな想像を呼び起こすということ自体が結局、生まれ持った才能なのだ。

“ハンサムだ” という言葉では収まりがつかない夢、または幻想なのだろうか。

他にリュ・スンリョン、ダニエル・クレイグ、ジェレミー・アーヴィン、ピンジノ、アン・ジェヒョン、トム・ハーディ の面々…


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去る1月19日。ソウルから 『ELLE』 とともにパリへと向かった彼の足取りは、本当に軽く穏やかに見えた。 『ELLE』 とのとても特別なグラビアのため、彼は自身の長年の知人であると同時に世界的なスタイリストである日本のスタイリスト祐真 朋樹、そして以前一緒に仕事をしたフォトグラファー武井とのチーム構成を提案し、私たちは既にコレクション参加のためパリにいる彼らと撮影を行うこととし、本格的なプロジェクトを開始した。これまでとは明らかに異なるビジュアル作業を通じ去る2年半の空白を破り、こうしてウォーミングアップに入った。

そして3か月後、ソウルのとあるカフェで彼に再び会った。本格的な新しい始まりを控え、スタートラインに立っている競走馬のような適度な緊張感が漂い、さらに強くなった様子のカン・ドンウォン。ある時はゆっくりと、ある時は早い口調で、まるで口の中に砂糖を入れたかのような慶尚道男児特有の抑揚を若干まとった口調で、この間の空白について、新しい始まりについて、そして自身についてたくさんの話を聞かせてくれた。


- 去る1月末にパリで会った時より少し痩せたようにも見えるし、健康そうにも見えます。


最近乗馬とアクションスクールで多く運動するので体調が良くなりました。どうしても運動量が多いため筋肉も付きますしね(笑)乗馬、アクションスクール、非常に熱心にやっています。


- 少し前、チョン・ドゥホン武術監督がTVに出演した時のインタビューが印象的です。「カン・ドンウォンのアクションは柔らかさがある。ワイヤーアクションの撮影時、カン・ドンウォンがワイヤーに巻かれて空高く舞い上がって行ったのだが、蓮の花の男が昇って行った」と絶賛してましたが、アクションの素質が間違いなくあるようですね。


乗馬は確かに素質があるようです。楽しいです。それに、けっこう上手だと言われますよ(笑)主に京義道一帯で練習し、乗る馬は3頭ほどいる。普通は1頭だけに乗るけど、僕はあれもこれも乗ってみろと言われて3頭を回しながら乗ってます。今まで映画を撮りながらアクションシーンに直接関与しなかったことがないから、新しく入る映画 『群盗』 も同様だと思います。とても危険なことじゃないのであれば、ケガをして撮影が中断されるようなことがない限り、スタントなしで直接やることになるでしょう。


- 乗馬の技術の中で最高難度に挑戦しましたか?


カッコ良く乗ることに一番苦労します(笑)僕は主に追撃するので馬に乗ってずっと走らねばなりません。今回乗馬であれアクションであれここまで一生懸命にやる理由は、次にまたどんなチャンスが訪れるか分からないからです。馬はこの機会にリラックスして乗れるレベルまでやっておこうと思って。もうリラックスして乗れるぐらいにはなったかな。室内の円型で乗って室外に出て乗り、最後の段階は山を登るコースに進むんですが、今は山を回っています。馬に乗って山を走りまくるんだけど、馬が狂ったように走るときは本当に怖いです!小さな小川でもあれば狂ったように走り、急に止まる時も本当に!


- 次回作でハ・ジョンウさんと共演するユン・ジョンビン監督の 『群盗』 がすぐに撮影に入りますね。その前に短編映画1本を撮ったと聞きました。


キム・ジウン監督と撮影した 『Hide & Seek』 ですが、すでに撮影は終えています。短編だと思って始めましたが短編というよりは中編ぐらにはなると思います(笑)1か月ほど撮影しましたが、始まるなり太もも裏側の筋肉が切れてとても苦労しました。この映画は初めから終わりまでずっと走らねばなりません。追撃シーンが本当に多くて死ぬかと思った(笑)毎日走るんだけど、歩くことも出来ないし。とにかくずっと走り続ける必要があるから、ああ、狂っちゃいますよ。まあどうにか終わりましたよ、無事に。無事に(?)いや、紆余曲折の末にうまく終えることができました。


- 短編映画 『Hide&Seek』 では相手役がシン・ミナですが、彼女とは初めて共演する映画でもありますし、シン・ミナとカン・ドンウォンというキャスティングそのものが魅力的です。


実際は一緒に撮影するシーンは特にありません。映画も長くないし…過去恋人同士だったシーンが少しあるにはありますが、映画の中で僕が担ったXは常に追撃戦を繰り広げ何かをずっと探し求める人物なので、僕は映画の中でひたすら走ってました。


- 2年半の軍服務を終え除隊後撮影する久しぶりの映画のため、感じるものがかなり違ったのでは。


撮影自体は2年半ぶりの撮影です。だけどそれがとても…驚いたことは…僕は自分が2年半休んだからと言って、何か感覚が掴めないだろうと思ったことは一度もないんです。だけど感覚は落ちてないけど緊張はしましたね。僕は緊張しないと思ってたのに。普通リハーサルを100にしたら、シュートは80になってこそ結果としてリハーサル時の水準と似たものになるのです。うまくいけば100もっとうまくいけば120、150…それ以上のものが生じる、そんな魔法のようなことがたまに起きたりもしますが、僕はリハーサルで100にしても、実際シュートに入ってみると50にも届かずケガさえしてしまいます。体はリラックスしてるのに頭が緊張してるのか、頭はリラックスしてるのに体が緊張しているのか…不思議でした。カチコチなのです。間違いなく僕は自由なのに、体が言うことを聞かない。


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- その瞬間、少し悩んだでしょうね。


だけど最後の撮影近くになると徐々に僕の軌道に乗ってきました。「ああ、短編から始めたのは本当に良かった」と思いました。ウォーミングアップができたから。


- 去る2年間の空白の間、失ったものはありますか?反対に得たものは。


失ったものはありません。得たものがあるとしたら、そうだな…今では新たな視野で自分を見つめる契機になったということ。普通の芸能人でない業界人ではない人たちが僕をどのように見ているのかを鮮明に、本当に現実的に受け入れることができる時間でした。僕が思っていた “人々は芸能人をどう思っているの?” といった考えがあるじゃないですか。僕が今まで思っていたものとは全く違ってました。


- 何がどのように違ってましたか。


「芸能人も一人の人間だ」と考えていると思っていた。それで、「芸能人は違うとしたら、何がどれだけ違うのだろう?」と人々は考えていると思っていたのに、むしろ「芸能人は完全に違う人だ」と思っている方々が多いということを知った。そこに乖離を感じた。初めは少し疲れもした。人対人としての基本的な礼儀を守らずに近寄ってくる人もいたし、逆にある人たちは僕が思うよりずっと大袈裟に思って下さりもしたり、驚くべきことは、僕と彼らがただの “同じ人” だと考えている人がそう多くはないということです。それが少し驚きだった。そんなことを感じることができた時間でしたね。それと、子どもも一緒に見れる映画がなぜ重要なのかを知った時間でもあった。おばさんたちが、お願いだから子どもと一緒に見られる映画を作って、と仰った。「ああ、そういったこともとても重要なんだな」と思いました。


- 『私たちの幸せな時間』 、『M』 に続き 『チョン・ウチ』 で600万観客、『義兄弟』 で540万観客、『超能力者』 …軍服務前の全ての映画が大成功でしたね。新映画も大成功でしょうが、それについて負担があるでしょう?


いや、負担は多くないです。


- 新映画 『群盗』 はキャスティングから視線を集中させました。カン・ドンウォンとハ・ジョンウのツートップ対決がポイントのようですが。


はい。僕らの映画の最高ポイントです。4月末から本格的な撮影に入りますが、まずテスト撮影は全て終えました。テスト撮影は扮装して撮影をするのです。笑ったりおかしなことをやったり、自分がやりたいことを全てやれば良いのです。映画の中の衣装を着て一度感覚を味わって、刀があれば振り回したり。衣装チームは映画 『超能力者』 で一緒に仕事した方々ですが、特別に仕事が上手い人たちでもあって。服が非常に綺麗なのです。他に表現しようがなくて、「服がとても綺麗です。ありがとうございます!」と言って撮影しました。群盗はビジュアルが強い映画だと思います。一般的な “時代劇 ”程度に思っている方もいると思いますが、思ったより強いビジュアルの映画になりそうです。


- 出演した前作を見ると、ソン・ガンホ、コ・ス等、映画を見ないでイメージするとカン・ドンウォンと彼らが果たして似合うだろうか?と多少疑問が湧くコントラストのあるキャスティングでしたね。ハ・ジョンウとは果たしてどうだろうか、正反対なイメージのため似合いそうでもありますが。


たぶん僕がソン・ガンホ先輩とやってみたので、人々もそういった考えになるのでは。ソン・ガンホ先輩とは初め、「果たして似合うだろうか?」と言ってましたが、本当に良く似合ってましたから。映画だけではなく映画の外でも二人とても似合ってましたし気も合いました。たぶんハ・ジョンウ先輩ともそうだと思います。あの兄さんはデビューが僕より後でしたが、実際演技を始めたのは僕より先でしたから。


- ハ・ジョンウさんと映画のために呼吸を合わせたことはありますか。


全然。お酒だけ飲みました。とても愉快な方です。僕も酒が好きだから面白かった。二人一緒にいたら、性格が完全に違って本当に面白い!


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- 意外な事実を発見しましたね。ハ・ジョンウはA型、カン・ドンウォンはB型。お二人の血液型が入れ替わった感じですね。


あ、そうなんですか?あの兄さん、A型なんですか?僕は別に血液型は気にしませんが、二人が逆になった感じなのかもしれませんね。どんな感じなのか理解できるかなあ。僕は典型的なB型ですが。


- あの問題の多いB型男の典型ということですか?


そこまで典型的ではないかな?そうだなあ、よくわかりませんね。僕より周りの人たちの方がわかってるだろうから。


- B型男っぽく “カッ” となるのですか?


ええ。僕もしょっちゅう “カッ” となります。僕が “カッ” となるのは主に一人でいる時ですが(笑)


- 相手役の立場から発見した意外なA型であると同時に愉快なハ・ジョンウさんの魅力は?


あの兄さん、本当に面白いですよ!面白いし、愉快だし。僕は人との関係においてユーモアセンスをとても重要視するんですが、あまりにも笑わせるから(何かを思い出して我慢できないといった風な笑いを必死で我慢しながら)、本当に面白い。僕とは本当に全く違う世界で生きてるような感じです。この映画に出演なさるほとんどの役者たちは 『犯罪との戦争』 のとき共演なさったチームなんですが、皆さん僕とは完全に違う世界に住んでる人々のようで、うまく適応できないんです(笑)あげく、彼らの話を聞いていると時に通訳が必要になります。ある単語を理解できず、「それはどういう意味ですか?」と質問したりもします。凄まじいほどに真の男たちの世界! “男の中の男” !


- 映画 『群盗』 は 『犯罪との戦争』 と同じように骨太な俳優たちが大挙登場しますが、その “男の中の男” の中で親しくなった俳優としてハ・ジョンウさんではなく他に誰がいますか。


まだ他の方々はそうではありませんが、映画 『チョン・ウチ』 で仙人として出演なさったチュ・ジンモ、ソン・ヨンチャン先生とはとても仲が良いです。ソン・ヨンチャン先輩とはすでに5作品目の共演です。エネルギッシュな人です。お二方が僕のチーム、いわゆる映画の中での “悪者チーム” です。19世紀の朝鮮時代を背景にしたこの映画には、財物を盗んで百姓たちに分け与える義賊団である群盗チーム対権力者たちの “悪者チーム” が存在します。 “群盗チーム” にはハ・ジョンウ先輩がいて、僕ら “悪者チーム” は実際チーム別でもっと親しいです。チュ・ジンモ、ソン・ヨンチャン先輩は僕と非常に気が合うので気楽です。酒を飲むときはまるで叔父さんと一緒に飲むような感じですし、酒を飲みながら話もよくします。


- 久しぶりにまた通うことになった映画の撮影現場で一緒に過ごす人たちとの時間は幸せですか。


『Hide&Seek』 で十分にウォーミングアップをしましたし、キム・ジウン監督との初作業であり楽しく仕事を終えることができました。そこから直行したのが映画 『群盗』 ですが…この全てのことがとてつもなく幸せなことなんだろうなと思ってました。「ついに自分の仕事を開始するんだな!」、こんな感じで。だけど、別にそうでもなかった。


- ただ再び元の日常に戻った感じなのですか。


はい。正にそれです。ただ昔からずっとこうしていた感じです。僕の気持ちとして特別新しいものとなったわけではなかった。撮影現場で感じた変化といえば、少しコンパクトな装備に変化していたという程度かな。


- 映画 『群盗』 撮影が終了したあとも、次回作がどんどん続くスケジュールだとお聞きしました。噂のように、2年の空白の間に殺到したシナリオが山積みなのですか?


映画 『群盗』 が終わり次第次回作に入りますし、その作品が終わり次第また次の作品に入るスケジュールではあります。オファーが多かったのは確かです。山積みではありませんが。本当のところは、出演を決めた作品はシナリオが送られてくる前にすでに交渉を終えていました。


- これまでの出演作の中で恋愛映画が特にありませんよね。意図的に避けているようにも見えますが。


僕は恋愛ものが好きではないのです。避けているのではなくてね。恋愛映画だってやったことはありますよ。ラブコメもあったし、 『カメリア』 だってそう。11作品の内3作品やったんだから、十分ではないでしょうか?だけど、とても本格的な、そういった映画はありませんね。そんな映画はオファーもなかったし。シナリオは見たけど興味が湧かなかったのもあった。


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- 他の俳優と差別化される要素のひとつがズバ抜けたファッションセンスのようです。


それが僕の性格でもあります。


- そのためか、どうしてもクローゼットが気になります。


とても汚いですよ!(笑)ブラックが多そうだと思われてますが、派手な色も多いですよ。あまり着ないけど真っ赤なジャケットや赤いパンツもあります。クリスマスに着たりします(笑)シューズボックスも雑です。いつも山積みにしておいて一気に片づけるスタイルなので、1年の内300日くらい整理できてなくて50日くらいが綺麗です。僕が直接片づけます。


- 去る1月、『ELLE』とともに参加した2013F/Wパリメンズウェアコレクションに行った時、とても上機嫌に見えました。パリコレクションにVIPゲストとして参加したのは初めてだったからですか。


パリメンズコレクションを最前列で観たのは初めてだったので。僕は舞台にだけ立ってたから…あ!(その時を思い出して感傷に浸ってる感じで)すごく良かった!僕が大好きなエディ・スリマンのサンローランショーだったし、ランバンコレクションももちろん良かったし、舞台に飛び出していきたい気分でした!そんなことは初めて思いましたね。急にモデル時代の郷愁が押し寄せてきました。


- サンローランのショーが終わった後、バックステージでエディ・スリマンと話してましたね。どんな会話だったのですか。


「わお!コングラッチュレイション!」と。長話はできませんでしたが、横にいた 『ELLE』 グラビアのスタイリストであるスケザネさんと一緒に挨拶しました。エディは僕が一番好きなデザイナー!いつだってナンバーワンです。エディ・スリマンの他にもナンバーナインのデザイナーである宮下貴裕も大好きですし、ラフ・シモンズも好きです。その中でもエディ・スリマンが一番好き。彼が持っているロックの感性!


- ファッションだけでなく家具やインテリアデザインにも格別な関心があって、以前は家具工房にも通って家具を作ったりもしたとお聞きしました。最近はどうですか?


やってません。時間が全然なくて。すごくやりたいです。家具のデザインをしてる時は頭の中を完全に空っぽにできるから。


- 金海でお姉さんが営むカフェのデザインにも参加して、その建物が建築大賞を受賞しましたね。お姉さんのために直接テーブルもデザインしてあげたんですよね。


テーブルは僕が知っている業者に注文しようとしたら、思った以上に値段が高すぎた。それを節約する次元で僕が直接作ったのです。僕が直接作ったのに、僕はお金をもらえなかった(笑)


- ファッション、インテリア…好みが普通のレベルではないと思われます。 パリで見た感じでは、食事に関しても美食家の気質を多分に感じましたが、そういった側面でうるさいタイプなのですか。


はい。食事に関してはすごくうるさいタイプです。僕は自分が直接料理することも好きですし、特に麺類をよく作ります。麺類は手が込む。トックも好きでよく作ります。僕は牛骨スープよりもいわしダシのスープをよく使います。


- 幼い頃のカン・ドンウォンはどんな子だったのでしょう。


とても良い子でした。わんぱく坊主ではありましたが、両親の言うことを良く聞きました。僕は両親にきっちり半分ずつ似たようです。人は父と僕を見たら父似だといい、母と一緒にいる僕を見たら母似だという。黙っていたら母寄りだと言われ、喋ったり動くと父だと言われますね。


- 故郷である慶尚南道の独特ななまりは変わりませんね。


はい。僕は英語もなまってますよ(笑)そうです、特別な変化はありません。改めたいとも思いませんし。演じる時も、今やそういったことは問題にならない段階です。演技には言葉のトーンが別にあるし、キャラクターごとに少しずつ違うから、僕が特になまりを改めたところでキャラクターに影響が出るわけでもありませんので。


- 何一つ欠点がないような、ルックスならルックス、性格なら性格、ファッションや文学的センス…全てパーフェクトと言えますが、自らを見つめた時、内面や外面で捨てたい点はありますか?


う~ん…(じっくり考えて)何かひとつでも引っかかると、突き詰め過ぎてしまうようです。考えを。それは自らを苦しめているのではないかと思います。人を苦しめ、自分を苦しめ。


- 心の内を全てさらけ出せる友人だったり、幼い頃からの友情が続いている友人はいますか?


まず映画の世界ではキム・ミンソク監督。そして僕と2歳しか違わないユン・ジョンビン監督。最近よく会って話しますが、とても気が合います。親しくなってます。僕と同じ年代の人は周りにあまりいません。あ!僕と本当に親しい人は、日本にいます。僕がとても好きな人たちですね、友人というよりは。日本にいる友人たちとは英語で話します。子供の頃の友達で一番仲が良かった人たちがちょうどソウルに来てて、僕の近所に住んでます。だけど2年に一度会います(笑)言葉のとおり本当の幼馴染だから、2年ぶりに会っても昨日会ったかのように気楽なのです。


- 最近見た映画の中で印象深かった作品は。


映画 『るろうに剣心』 !とても楽しかったです。本当に面白かった!個人的にファンタジー映画はあまり好きではありません。自分が演じるのが好きなのであって。観るのは特別好きではないのです。ファンタジー映画の中のファンタジーであったりSFファンタジーは特に好きではないんですが、一方で非常にやってみたいジャンルでもあります。我が国は宇宙に行くにはまだ予算が足りません。そういったSF映画をそれなりにやろうと思ったら、100%CG。だけど、いつかは本当に宇宙に行って映画を作ってみたい。まだ我が国では難しい映画ジャンルではあるけれど、韓国じゃなくてもどこでも。映画に国境はないから。


- 役者としてデビューしてもう10年目ですね。10年前、私もカン・ドンウォンファンカフェ “プリティボーイ” に加入しました。少し前、カフェでは自主的なフリーマーケットを開催し、人助けのイベントを行いましたが。


“プリティボーイ” のメンバーなんですか?わ~、それでは元年メンバーなんですね(笑)会員の方々が良いことをなさったと聞きましたが、僕は知りませんでした。ファンが集まって良いことをなさったようですね。


- もう10年の月日が流れましたが、どうですか?でも元来後ろは振り向かないタイプですよね?


はい。特には。これから進むべき道のりが長いので、前だけを見るタイプです。実際、10年が経ったという感じもしません。5年くらいな感じ。感じではね…だけどこれからもっと頑張らなくてはなりません。それしかないでしょう。もっと一生懸命に、昔より優れた作品のオファーが多く入ってくるから、もっと一生懸命やらないと。あ!ちゃんとしたファッショングラビアは久しぶりなんです。楽しみです。 ■


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思い立ったが何とやら。


相変わらずドンさまはスーパー。スペシャル。


カン・ドンウォンと孫悟空は宇宙の最強ツートップだよ。

私の宇宙ではそう決まってるの^^ 

ドンさまもきっと筋斗雲に乗れるよね?


インタビュー画像はカフェからお借り~