10月6日50歳
不思議と後悔がない
不安もない
やっと一人になれるんだな
そんなことを狭い部屋で考えていた
謝りたくはない
謝ればふたりは終わりだ
でも謝らなければいけない
死のうかと思いはした
くだらないと思った
生きようとも思わない
ただ夢は諦めたくない
誰もいない本当に一人で考えた
人間は必ず死ぬんだって
父も母も無念だったのかなって
自分のせいだったのかな
自分を責めてばかりいた
生きる理由を考え考えることもできないで
毎日を過ごしていた
許してほしいなんて思わない
恨みもしないよ
何か大切なものは小さなものに
あるような気がしている
憎んで羨ましがってなげいて
人間はほんとに嫌だな
まさに自分だったんだな
でも後悔はしたくないんだ
過去が未来を呼んでいるかもしれない
人間は強くないよ
嫌な奴ばかりだよ自分だってそうさ
でも生きなきゃ
悲しいよ
悲しくても綺麗な景色があるよね
だから死ねないんだよ
情けないなんて思わないよ
明日も自分のために生きてくんだよ
誤解があるよ説明はできない
説明ができないことがある
説明なんてしない方が良いんだ
自分の生き方なんだ
言い訳が嫌なんだそれだけだよ

すごくいい経験をした
ありがとう