「七つの海を股にかけ、頼るはこの腕と意地。
サムライ野郎の血が騒ぐ。石川五右衛門、再び参上！」


新感線☆RX 「薔薇とサムライ～GoemonRock OverDrive」
作　中島かずき
演出　いのうえひでのり
作詞　森雪之丞
出演　古田新太／天海祐希／浦井健治／山本太郎
　　　　神田沙也加／森奈みはる／橋本じゅん
　　　　高田聖子／粟根まこと／藤木孝／他
劇場　赤坂ACTシアター




一年ぶりに新感線を観劇。

場所は同じく赤坂ACTシアター。

今回は比較的良席でした。


先ずは、今回も音楽が良い。

もうね、じっとなんかしてないで、音楽ライブのように体全身でノリたくなる。

・・・もちろん、他のお客さんに迷惑だから、おとなしく見てましたが。


ヨーロッパに石川五右衛門？

でもそこから面白い物語に展開して行く。

だからそんな設定も疑問に思うことも無い。

裏切り、裏切りの連続でしたが、わかりやすいストーリー。


LED電光ボードを多用したセット。動くカキワリとでもいうのか。

そのおかげもあって次のシーンへの展開も素早く、妙な間が無いのでテンポが良い。

船の帆など動画で動くことで臨場感が増したりして、最近の舞台演出も変わってきてますね。


看板古田新太さんは、やはり舞台栄えする役者の一人。

カッコイイ。それでいて馬鹿らしい。


天海祐希さん。男よりも男らしい。

今回は天海さんがたっぷり味わえます。

天海さんあっての企画だったんでしょうか。まさにはまり役。

さすが元ジェンヌ。

殺陣が、やや遅いのが気になりましたが、やはり女性だし仕方ないか。

でも、歌は流石に聞き惚れます。

衣装も様々、それだけで見応えあり。オスカル風は狙い？


意外と神田沙也加さんが良かったです。（失礼。。）

歌は聖子ちゃんらしさが残ってますが、芝居はなかなかでした。

レミゼとかやってたから基本が出来てるのかな。


ラスト、アンヌが女王として国を率いて行くと、大見得を切っているところで、

クスクスとした間がありましたが、あれは何があったのだろう。

誰かがアドリブでもしたのかな？

ちょっと見逃した。


ロックあり、ダンスあり、アクションあり、そして笑いあり。

今回も楽しい活劇を堪能しました。