園子温監督の『愛のむきだし』(2009)を観ました。

 

観終わった後、感動して泣きながら拍手をしました。

 

 

内容は、衝撃的です。
エロやおバカがてんこ盛りですが、それら全てが真実を掘り下げようとする壮絶な展開へと繋がって行きます。


本当に「むき出しの愛」が描かれていました。

 

 

 

 

 

自分ごとであり、今だから言えるのですが、

教会やテンプルに通っていた僕は、彼らからは「異端児」のような存在であったはずです。

 

「教義」や「習わし」のあるコミュニティで、それでも自分を貫こうと自分のバカな部分もエロな部分も正直に出しました。

 

 

「正直に生きることは、その根元には絶対的な愛や人間の真理があるからなんだ」

この映画にどこかそんなことを代弁してもらった気がして、感動でした。

 

 

この作品でも様々な、まさに「むきだした愛」で生きている人たちが描かれています。

 

人間のパブリックで言えないような内面をえぐり出した表現は衝撃的で、これを描いた監督、そして役を演じきった役者たちは、まさに魂をぶつけた表現でした。