【釣りとは全く関係の無い話・・でも自分の位置は・・】 | 藤澤周郷の【とある邪道な日記】

藤澤周郷の【とある邪道な日記】

「俺たちゃシーバス研究所(シー研)」所長役こと 藤沢周郷のブログです
ニコニコ生放送
「シー研所長のニコニコ出張所」
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趣味はフィギュア集めとバイク。釣りはもう、趣味じゃないです

ここ数日、夜中徘徊とか、夜中の暴走劇・・
色々自分の中で、モヤモヤした部分を振り払いながら
歩いたり、チャリで全開漕いだり・・単車で流したり・・・

そんな中、ふと思い出した事があった・・・

自分は、ゲーム世界・・俗にいうネットゲーマーだった。
今でも本当に、数回・・仲間もほぼ居なくなり、ギリギリ数名存在する
そんな状態ではあるものの、やっぱりそこが自分の原点・・・
それが無ければ、今の自分は居なかった・・・そこまで大きな
ターニングポイントであったという事。

最近、柄にもなく、アイフォンでなんとなく音楽聞きながら徘徊したりするんだけど
ある曲で、思い出した事があった・・・

自分が初めて独立させたクラン(ギルド)Goddess Of Blue
知り合いの倉庫プリンセスのクランを借りて作ったチーム。

なんだかんだで・・色んな人が集まり、本当に楽しいクランになり
30名ぐらい居たのかな・・・

ただ、やっぱりネット世界
色んな人が集まる。

タダのオタク・何も問題の無い人w・闇を抱えた人・ひきこもり・ニート・・・・まぁ、本当に沢山の人種が集まりながらも
やはり、共通点・・は・・「弱さ」
そこに寂しさや、心に闇を持った人が多かった気がする。

そんな自分もそう

そして・・それのどれにも当てはまらない・・いや全部当てはまってしまうのか・・

ある・・女の子を、思い出した…

キャラネームは「アダージョ」女エルフだった。

ずっとオーレンという雪の街で、犬を沢山引き連れ、ジッとしていた。
クランエンブレムも付いていない・・何処のクランにも所属していないという事。

ずっと・・ずっと・・気になっていた。

そして、ひとつき程経ったときだろうか、気になり声をかけてみた。
すると、犬を飼いたいけど、飼えない状況だから、このリネージュで
犬を手なずける為、ステータスをCha(カリスマ)に全て振り
沢山の犬を飼った気になり、育てているという・・・

・・・なるほど・・そういう遊び方もあるのか・・・

その時は、単純にそう思っていた。
でも、彼女と話しているうちに、良い子だという事がわかり
うちのクランへ勧誘し、仲間となった。

リネージュには、犬の種類もだが、熊やアライグマ、ウサギなどもおり、ペットの種類が豊富なのが特徴。
野生である、犬たちを、うまく手なずける為「テイム」という技を使う訳だが、殴り倒しながら瀕死の状態を見極め、そこで肉をあげるwwという、恐ろしい飴と鞭の手なずけをするw

とにかく、色んな種類、数をそろえたい!
アダージョの要望を聞き入れ、みんなでいろんな動物をペットにする為、探し回り「うわあああ殴り過ぎで、死んじゃったよwww」など、今考えたら、ばかばかしい笑いで、盛り上がった時期だった・・・

それでも、その女の子は、言葉少ないながらも
「楽しい」「嬉しい^^」
そう言ってくれながら、日々が過ぎて行った。

その子は、比較的ゲームへの、IN率も、元から少なかった為、あまり気にしていなかったが

たまに、ロングスパンになるときがあって
久しぶりのINがあったときに、「忙しかったの??」と、何気なく聞いた。

すると、彼女の口から出た言葉は
「実は私、今18歳何だけど15歳からずっと病院のベットの上なんだ・・・」といった・・


最初・・目を疑い・・え??まじで??と、軽く流してしまったが・・

何か重い病だという事は、直ぐに分かった。

「心臓の病なんだ・・」

そっか・・

ぁぁ・・だから・・ペット・・

自分たちにできる事は、何もないかもしれないけど、
出来るだけ、楽しませてあげる事だけ!
悪い事だって、楽しい事w
レギュレーション内で、遊ぶんだからPKだってやりゃいい!
そう言いながら、彼女(アダージョ)と日々短い時間ではあるが、遊んでいた。

でも、いつも「ちょっとしんどくなったから、落ちるね^^;」

そういって、ログアウトするのが、彼女だった・・・





月日は流れ半年経ったころだろうか・・・

いつものように、少しスパンをあけ、彼女が入ってきた。



「体どーよ?大丈夫なんか?」




すると返事が無かった・・・



「おぃ・・だいじょうぶか????????」



そして、数分たった時



「僕、ねーさんの弟です」


へ?あー遊びたいのねwwwいーぞ!一緒にやろうぜwww

返事が無い・・・多分、キーが打てない??というか、ゆっくりなんだろうw
まぁ焦らず、うちなーwwと返した。


すると






「いえ・・・涙・・・涙で・・・打てないんです・・・」「スミマセン…」

・・・

なんだよ・・・おぃ!





嫌な予感・・本当に・・直ぐ・・一瞬で・・感じ取ってしまった自分が・・本当に今でも嫌になる・・・そんな瞬間だった・・・

頼むから・・・その先・・書かないでくれ・・・頼む・・・





「姉が・・今朝早く、様態が急変し・・・必死の蘇生のかい無く他界してしまいました・・」



ウソ・・だ
嘘だと言ってくれ・・と、書いたが・・

「本当なんです・・・辛くてきついのですが・・姉から亡くなる間際に絶対にこれだけはと、言われた事があってお伝えしに来たんです・・・」






「RさんLさんに、必ず・・・ありがとう、本当に楽しかった、本当にありがとうって、伝えてちょうだい・・」と・・

「本当に本当に・・姉がお世話になり、本当にありがとうございました、最後に良い友人が出来て幸せでした・・と・・・言っていました」と・・・






泣いた・・
何時間も・・・涙が止まらなかった・・・


もっと、何か出来たんじゃないのか・・もっともっとしてやれる事があったんじゃないか・・・
悔んだ・・


無力さ


自分の力の無さを痛感した一瞬だった。


でも、「ありがとう・・・」そう言ってもらえた事に対し
自分は、一生この事を忘れることは無いと思う。


それが彼女への弔いかなと・・・


ゲームの世界を馬鹿にする人もいる。
アニメ・おたく・フィギュア・・馬鹿にする人もいる。


そこに、何があってどんな世界があるのかさえも、見る事も覗く事もせず、馬鹿にする奴らが居る。


人の世界観・価値観を自分の物差しで測れると思う馬鹿な大人


自分、そして自分の子供達にはそんな輩にはなってほしくない。


自分の目でシッカリと覗き込み、それで見据え人と向き合っていく。
それが、出来るようにと・・・

夜中の徘徊は、そんな昔の記憶を引き出しながら
自分を前に進ませてくれる原動力

彼女との楽しく・・悲しい・・想い出もその一つ。


来たるその日まで
前に進む事は自分に課せられた事だとわかっている。

彼女に会ったとき
笑われないように・・・・

頑張ります。