ブラッキー=XG#9が、信頼のおけるナイスガイだったとしたら、PT82は、じゃじゃ馬。 すごくいい女だけど、主張が強くて一筋縄ではいかない・・・そんなパターです。 

THE BEST IS YET TO COME
ODYSSEY PROTYPE82。 朝日に映えるビューティーショットキラキラ 見た目の美しさにうっとり宝石ブルー

まあ惚れたこちらの立場が弱い・・・昨日のデビュー戦は、さしずめシェイクスピアの「じゃじゃ馬馴らし」 。 まるで、暴れん坊のじゃじゃ馬カタリーナを調教するペトルーチオの気分でした。

「あー、君が好きだ! パットがしたい、今すぐしたい。 ティーショットがチーピンでもスライスでも構わない。 ボクのためにコロコロとボールを転がしてくれ。 ボギーパットでもバーディーパットでも構わないー。 ショットなんてどうでもいい。 とにかくグリーンに上がってパットがしたい。  君が傲慢なら、こっちは強引だー。 さあワンパットで沈めてくれー・・・」と、美人を前にして口説きまくるオヤジになってました。 ・・・あほかいな。

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そんなじゃじゃ馬パターの調教は試行錯誤の連続でしたが、大切なことに気づかせてもくれました。

昨日は、80cm以内を2回外して3パットにしてしまいましたが、1回目は流し込もうとして右に外し、2回目は独特のサイトラインに沿って打ったら、引っかけて左に外したものです。

2回目に外した時、じゃじゃ馬女の声が聞こえた気がしました。 「あなた、私の容姿ばかり見て、あー綺麗だ、好きだとか騒いでいるけど、私の心は見てくれてないのね」と。

私の心・・・?

パターの心は・・・

「芯」か。 

草冠に心と書いて芯。

そうか、パットで最も大切な芯で打つということを忘れていました。 XG#9と比べて距離感が違うから強めに打とうとか、印象的なサイトラインに惑わされて、それに沿って打とうとか、余計なことばかり考えていました。

シンプルなパターなのだから、シンプルに打つのが一番ひらめき電球

それに気づいてからは、芯で打つことに集中。 トップブレードの真ん中、ホワイトフェースの裏にタングステンが埋め込まれている辺りの重心を想像して、パターの芯がボールの芯に合うようにボールを運ぶ気持ちで・・・。 

芯を打つ意識を持った以降は、下りの10mも上りの12mも50cm以内に打つことが出来たし、微妙な短い距離の2パット目も取りこぼしなし。 1パットも4回決めることができましたグッド!

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PT82=L字ブレードだけでなく、芯を外したらどんなパターでも微妙なラインは入りませんからね。 芯を打て、という「覚悟」を求めてくれるという意味では、最高のパターなのだと思います。 パットは気持ち、ですしね。

というわけで、馴らすまで大方1ラウンドかかりましたが、次は大丈夫かな。 最高の女性とつき合うのと同じように、相当の覚悟をもってこのじゃじゃ馬とつき合っていきます・・・馬