雨のわりに、かなりの人手だったみなとみらい(フヂヲの印象)。
恐るべし、ゴールデンウィーク。
ってか、雨だったから、
人々の流れが横浜止まりだったのかも、ね。
あとは、Y150っすかね。
さて、そんなG.W.の中での出来事。
バイト中、ヒトがいっぱいで、わりとワラワラしている最中、
突如、女性の声が。
「すみませーん。子どもが、お店の外のところでオモラシしちゃってー。」
状況が、咄嗟には掴めなかったフヂヲ。
そのコトバの意味するところを、
フヂヲの小さい脳みそで一生懸命考え、
やっと全てを理解した頃には、
時すでに遅し。
女と子どもはとっくに行方をくらまし、
お店の入り口のすぐそばには怪しい水たまりが。
…。
オシッコだよ。
我々、苦笑。
我々が苦笑している間にも、
たくさんのお客さんがその水たまりを普通に踏みつけて、
どんどんお店に入ってくるし。
まぁ、さっさと掃除しろよ、というハナシではあるのだが、
わりと忙しい時間帯ではあったわけで、
ちょっと手が離せなかったのは確かである。
が、もちろん放置しておくわけにはいかぬ。
これはこれで、優先事項である。
プライオリティー。
でも誰も片付けようとしなかったので、
結局フヂヲが片付けたよ。
なんだか当然の成り行きですけど。
両手にポリエチレン・グローブを装着し、
小さいビニール袋を携え、
ペーパータオルを装備して、
果敢にもオシッコに向かって挑んでいくフヂヲ。
ペーパータオルでオシッコを拭き取り、
グローブもろともビニール袋にしまい、しっかり口を閉じて、
ゴミ箱へポイッ。
拭いた後の床には、アルコールをシュッシュ。
完璧である(そうか?)。
ってか、
フヂヲ、ただの子どもの尿くらいじゃ、
別に何とも思わんわ、実際。
汚いとも、思わん。
だって、もっと汚いものも怖いものも、たくさん見てきたもん。
という、誇らしいハナシ(そうか?)。
しかし、最も許せんのは、
あの女である。
子どもにオモラシをさせたことまでは、全然許せるとしよう。
本当に全然許せるし。
よくあることではないけど、全然受け入れられる。
しかし、そのオシッコを放置して消えるとは、
笑止千万。
あり得んハナシである。
じゃあ、その女はどうすりゃ良かったのかって聞かれたら…、
フヂヲ、答えられないんですけど。
卑屈なほどにひたすら謝れば良かったのか。
子どもを怒鳴って殴って叱れば良かったのか。
それとも、
床に広がったオシッコを、舌でキレイに舐め取れば良かったのか。
いや、そこまでされても、
みんな困惑するだけだし。
それに、店員側だって、
「あー、全然いいですよー、片付けておきますー。」
と、にこやかに落ち着いて対応するのが普通なのかもしれぬ。
うむ。
それが普通の店員のあり方なのだと思う。
不条理なことにも笑顔を崩さず、みたいな。
でもねー、そんな友好的な関係(?)を築ける段階というものは、、
その女が、ちょっとは申し訳なさそうにして、
ちょっとは店員と絡んで初めて、到達できる境地なのである。
こっちが何か言うヒマもなく、
サササーッといなくなっちゃったからね、奴らは。
ま、一言だけでも、言ってくれたんだから、
やはりここは、寛大な心でもって、慈悲深く、赦さなくてはいけないのかもしれぬ。
黙って消えられてたら、
誰もその水たまりに対して何の疑問も抱かなかったかもしれないし。
それに比べたら数段マシである。
でも、
それでも、
許せんぷー。
ちよつとは怒ってもよいよね?
なーんて思っちゃうフヂヲは、
短気で心の狭い、接客業には全く向かない人種なんですけど。
だからフヂヲは、普通の店員にはなれませーん。