ジェフリー・ディーヴァーの「ウォッチメイカー」を読んだフヂヲ。


フヂヲ、リンカーン・ライムのシリーズは、
なぜか全部読んでるの、惰性で。
最初に読んだのは、「コフィン・ダンサー」。
BOOK OFFで単行本が100円で売られていたから。
その後、「ボーン・コレクター」を同じくBOOK OFFで購入。
こちらは、なぜか1,000円だった…。
この2冊、今は手元にはない。
なんだか、最初のほうが面白かったような気がして、
ちょっと読み返したい気分なのに。
フヂヲって、本読むのわりと好きなんだけど、
読み終わった本をパタンと閉じた瞬間に、
その本の内容をすべて忘れる、という習性があるので、
最初の2冊なんて、
もはや、読んだ、という事実しか覚えてないよ。
でも、「コフィン・ダンサー」はすごく面白かったような気がするんだよね。
ま、初体験は、記憶を美化してしまうものなので、
「コフィン・ダンサー」が実際に特別面白いってことではないのかもしれんが。
内容は全く覚えてないし。
ちなみに、それ以降はすべて、
刊行順に、図書館で借りて読んでるフヂヲ。
このシリーズ、人気なので、
いつも予約待ちである。
人気の本は、図書館も、いっぱい入荷するものなのかね。
でもこのテのベストセラーって、
ワーッと売れて、
その後は大量にBOOK OFFとかに積まれてるものなわけで、
図書館でも、数年前のベストセラー小説などが、
「あなたは読みましたか?」みたいなコーナーに何冊か平積みにされてたりして、
もはや誰にも見向きもされてなかったりする。
「蹴りたい背中」とかさ。
そういう光景を見て、ちょっと切ない気分になったりも、する。
図書館の在り方って一体…、
とも思うけど、
フヂヲのように、本を読みたいけど買う気(金?)はないヒトのために図書館は存在するのよ、ホホホー、
と高らかに笑ってみる。
ま、リンカーン・ライムはそこまでベスト・セラーな本ではないかもしれんが。

さて、この「ウォッチメイカー」。

途中までは、面白いと思った。

正統派シリアルキラーとの正面対決っぽくて、

原点回帰(?)か!?と思い、

素直に楽しめる作品なのかなー、と期待した。

でも、違った。

やっぱり結局、どんでん返しに次ぐどんでん返し、的な。

このパターンは、もういいなり。

ま、「イリュージョニスト(原題:THE VANISHED MAN)」ほどではないが。

「イリュージョニスト」はひどかった。

ま、それはそれで、面白いんですけど。

それに、このパターンを、ファンは求めてるのかもしれんし。

でも、フヂヲは、

もはやこの作者を信用してないから、

読みながら、

どーせ地の文、嘘なんでしょ、

どーせライムとサックスは全てお見通しなんでしょ、

どーせライムとサックスのほうが一枚上手なんでしょ、

と、疑わずにはいられないから、

素直に楽しめん。

って、これこそが、作者の術中にハマってる、ってことなのかもしれんが。


というわけで、今日もまた、

普通の本を普通に読むしか能のないフヂヲなのでした。