2017年12月読書メモ | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

 

 

 

 

毎年、毎年あっという間に終わる。仕事納めは30日しかも昨年のご多分に漏れず、年末年始休むために徹夜の業務が予測されるため早めにアップ―。今年は自身には無縁とタカをくくっていたハラスメント各種に懊悩させられた一年だった(まあ来年も敗戦処理は続くのだけどね)。

今年308冊の読書の中からベスト3を選ぶとすれば、以下の通り(本当に読書家として「は」幸せな一年だった合格

 

 

 

12月読書群の中からのオススメは以下の通り。

このシリーズ刑事司法を考えるシリーズはどれもお薦め。治安・司法について御託を抜かしたいならこれらの知的集積を「前提」として語っていただきたいと切に願います。0巻の対談や各巻を読むと全体的には「治安悪化という虚妄」が晴れつつ有り明るい展望が開かれているのだが、この巻はその限りにあらず絶望に包まれています(TWEET参照)。今年のお薦めNHKブレイブシリーズの主役の一人今村核弁護士も論考を寄せておられます。私が冤罪で捕まったときには今村弁護士に何としてもお願いします―。

 

今年のマイブームの締め括り、腸は「第二の脳」であるということ。脳内物質の代表セロトニンの95%、ドーパミンは50%を作り出している。この点、私の戯言ではなくshorebird氏の書評を読むのがいいでしょう。

今年から読んだ書籍の中で、職場でこそ読んで欲しい書籍を置くようにしたのですがこれが3冊目(野矢先生のファンであることはこれまでの取り上げ方から明らかでしょうが別)。「要約」こそ国語力(=他人に伝える文章)を鍛える要、読みやすい文章の作り方など例文への思考過程、具体的添削が丁寧に記されておりおそらく受験生レベルでも役立つ本。