少し前に山川出版社の「もういちど読む山川日本史」という本を読みました。
この本は、高校生が使用している山川の教科書を書籍にしたもので、装丁も当時と同じように日本史がオレンジ、世界史が青になっています(懐かしい!)。
この本を読んでいて、歴史教科書も時代とともに変遷するのだなあとしみじみ思いました。
変遷、といっても思想的にという意味ではありません。
例えば、昔は、「大和朝廷」と書かれていた大化の改新以前の政府について、
「ヤマト政権」と表記が変わっていました(「宇宙戦艦ヤマト」のようです)。
他にも、和同開珎以前の硬貨が存在したなど、興味深い話ばかりです。
また、近代に入って以降は、
「外国といざこざを起こすことを必死で抑える政府」
と
「好戦的な大衆やマスコミ」
という観点から書かれているように思われ、果たして私が高校生のときにも、このような記載だったかなあと遠い過去を思い出してしまいました。
振り返れば、高校を卒業するまでの人生と、高校卒業後の人生が同じ長さになってしまいました。
多感だったあのころは何処へ。。。