アトピーは治らないというお医者さまがいます。アトピーは薬で治るというお医者さんもいます。
子供の食物アレルギーが主な原因で起きるアトピーの場合(といってもアトピーは食事だけが原因でおこるものとはもちろん違います)、アトピーは自然に治る確率が高いです。(大人のアトピーの場合と違いますね。)
治ったという定義は難しい。
子供の未熟な腸、たとえば、口から動物性のタンパク質、肉や卵・魚・乳製品・小麦などを食べたり、花粉や誇りなどをすいこんだ場合、乳幼児の体内でどのようなことが起こっているか。
簡単にイメージしやすくいうと、腸に穴があいているような感じで、腸での選別がうまくできていない
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体にとって本来重篤な害のあるものではなないはずのものを有害なものと見なし、異種タンパク質として腸から吸収してしまい、アレルギー反応を起こしてしまう。
その腸の機能が大人なみに成長すればそういったことは起こらなくなり治るといえます。
ご存じの通り、アレルギーは体の防衛です。これが異常に働いてしまうのがアレルギーですから。
<子供の場合いつの間にか治ったなんていいます。成長とともにこの穴が閉じたら治ります。
<この治ったという状態。
<1,皮膚炎用の塗り薬や、抗アレルギー剤を服用し使い続けて、皮膚の症状がでなくなった。
習慣的に(アレルギー反応を予防するために抗アレルギー薬を服用)使っていれば他に気をつけなくても皮膚炎はおこらない。蕁麻疹がでるが、薬を飲めばすぐにきれいになる。
2.薬の使用は少ないもしくは、あまり使わずに、食事や生活習慣に気をつけながら、少しずつ症状が一進一退しながら徐々に皮膚炎が治っていった。
症状がひどくなった場合、一時的に抗アレルギー薬を使って症状を一時的に沈静化させる。ステロイド薬を一時的に使って、あとは食事や運動にしっかり気をつけてよくなった場合。
1と2とでは、治ったの定義が違うのではないでしょうか。
1は、体の感覚が薬によって鈍くなって、実は体の内部では、いろいろな機能が低下して表にでなくなっただけ。
2は、体内に有害なものを出し切って、腸の穴も閉じて、余分なものを体に取り込まない丈夫なからだになった、
つまり、本当に治ったといってよい状態ではないでしょうか。
体の防衛反応をうまくコントロールしながら治す。
1のような体の反応を鈍化させるだけで治ったといえるのか。
1の場合は薬をやめると、すぐに症状がぶり返したり、何かのきっかけで蕁麻疹になったり、アトピー性皮膚炎から喘息に移行したり、それでも薬を飲み続けていつの間にか症状はでなくなって治ったと思うかもしれません。
1の場合、体内、とくに臓器や骨の内側にたまったもの(わかりやすく毒素とします)は、いつかまた出てくるかもしれません。思春期を迎えたころ、大人になったころ、女性なら妊娠や出産を気にでてくるかもしれません。
病院や薬に頼っているだけでアトピーやアレルギーは治るのか?
もちろんママが生活習慣にも気をつけていてそれでも、よくならなくてストレスがたまりすぎている。
子供もすごく症状が悪化しているのに苦しくなっている状態ならば、その方法には修正が必要かもしれません。
そんなストレスが強すぎる状態は、子供にも親にもよくありません。そんなときお医者さまの出す薬に頼ることは悪いことではありません。
食べ物や運動、生活習慣に気を遣ってそれでもうまく改善されないときは、なにか間違っています。医療機関を利用して、子供の体がどうなっているのかしっかり検査する必要があります。大事にいたる前にお医者さまのアドバイスをうけることも必要です。あなたはよくがんばっています。今は待つ必要があるのです。
お医者様によっては、薬だけ出してこれにしたがってくれというだけのところもあります。(残念ながら私のかかった医者の多くはこういう方が大半。)
でもそうではないお医者さまもいます。ただ除去だけしろというお医者さんも、薬飲ませて何でも食べさせろと言うお医者さまも私は出会ってきました。
食事の指導、(正しい調理法)などしっかりしてくれるお医者さんは本当に少ないのが現状といえます。
お医者さまが子供のアトピーを治してくれるのか?
薬が子供の体を健康にしてくれるのか?
この答えは、このブログを読んでくれているあなたならもうわかっていると思います。
医者にかかっていれば、薬をしっかり塗っていれば子供の体はいつか健康になると思っていたら、たぶんこのブログを読み続けることはないでしょうから。