今に始まったことではないですが、「読書」に対して変な効果を期待する風潮があるように思います(笑)

 

読書に対して

 

・知識が手に入る

・日本語の能力が高まる

・脳が活性化する

・考え方が深まる

 

こういったメリットを求めて頑張って取り組むような姿勢は、あまり良い結果を生まないような気がしています。どうにもこれらのメリットありきで、興味がない本でも「読んでいれば良いことがあるはず!!」といって一生懸命本を読む「読書家」には自分は感心しません。

 

持論に過ぎないですが、これらのメリットは「興味のある本を夢中になって読んだとき初めて手に入る」ものだと考えています。人間の脳は能動的になったとき人一倍活性化すると実感しているもんですから、無理して小難しい本を意味も分からず読んでも、それは字面を追っているだけでは?と思ってしまいます。

 

それに、つまらない本を読んでも頭に残ってませんよね?

 

興味がある本を読めば、自分と親和性の高い知識(もしくは発見)と出会えるし、そこから考え方も深まるでしょう。その中で日本語の言い回しや語彙も増えるし、それらは興味を持って読んでますから脳も活性化するし頭にも残っています。

 

そしてそれは、読書に限ったことではないはずです。興味を持って何かをする過程で、日本語の能力は置いといて、得られるものはメチャクチャ多いですよ。自分、「勉強」として学んでいたときは英語なんて全然出来ませんでしたが、自主的に学びだしたら飛躍的に伸びました。授業で触れていた音楽では全然大したことありませんでしたが、遊びで作曲だったりリズム楽器に夢中になっていたら、明らかに音楽能力上がりました。中高六年間やってた吹奏楽部より音感ありましたから(笑)

 

昨今、読書は「勉強」的な位置に置かれる向きが強くなっていると思われます。偉い人が本を千冊読んでいたからって、その差を死に物狂いの努力によって埋めるのはズレていないでしょうか?そして、その発想からスタートすると、大抵読書嫌いになるだけです。

 

それに、自分の友達で読書好きなやつは別に頭いいやつばっかじゃないです(笑)