2014.富士登山 御殿場ルート | 平日アングラー釣り日記

2014.富士登山 御殿場ルート

今年で4回目の富士登山富士山

気力と体力が続く限り毎年登ってやろうと思ってます。


さて、今年は去年苦戦した御殿場ルートに再チャレンジ

去年、不甲斐ない登山でなんとか登頂って感じだったので

それと天候悪化とは言え、剣ヶ峰まで行っていないので

私的には御殿場ルート制覇とは、どうしても思えないわけで...

その煮え切れない気持ちを一年引きずってました

そんな理由で御殿場ルートへ ある意味、リベンジ


2月から筋力と持久力を再度鍛え直し

登山は当日は、何故か体調不良


家を出てまず海老名SA車で休憩、仮眠

足柄SA車で休憩、仮眠

そしてなんとか御殿場ルート新五合目まで辿り着いた

午前1時から登山開始が

寝坊してしまい、起きたら3時半

予定を大幅に過ぎて4時登山開始となった

辺りも、あっという間に夜が明けてきてしまった











例年だとこの時間で7合目なはすなんだが

大分遅れを感じるも体が動かない

既に息切れと汗がダラダラ... (;´Д`)


ヤバいな~....

と思いながらも自分の気持ちを

ごまかし、ごまかし 時より息子に

ジョークを飛ばしたらシモネタ連発したりと

自分なりに自分なりのやり方で

気持ちを奮い立たせDASH!

悪いなりに頂きを目指した



辺りが完全に明るくなると

とりあえず朝食

息子はガツガツの握り飯を食うが







私は1つ平らげるともう一杯

これじゃマズイ

体調不良なうえにエネルギー補給が出来ないと

いよいよ....



とにかく食べやすそうなお菓子を口に詰め込んだ










更にコレ






もう、ドーピングの力を借りるしかない





御殿場ルートの始まりと私は思っている


次郎坊 ココで登りルートと下りルートで分かれる







息子はリズミカルに スタスタと走る人

俺は面白いギャグをブツブツイイながら

情けない話だが息子の背中を見て

自分を奮い立たせ、スローな登山を続けた


途中、同じペースで登っている方と

知り合い、お互いに励まし合いながら

追い越し追い越されと

こらがまた良いペースを生み出してくれた

やはり登山に相方は必至だあせる






この目印で、なんとなくテンションがダウン

何故なら、一時間ほど歩いて他のルートのスタート地点くらいだからだ


ま~でも、気持ちをふっきり

よしDASH!

気持ちを切り替え

新たの気持ちで歩き出した


気が付くと既に雲の上にいた

ココかで後ろを振り返る余裕すらなかった







過去3回 今回で4回目の登山は

すべて雲海 晴天で外界が見えた日は一度もないが

雲海は雲海で神秘的で良い

とくに朝日が掛かる雲海は質感がくっきり出るので

とても綺麗だ

なんとなく心身が軽くなった気がする



そして上を見上げると

頂きが見えた

近く感じるがまだまだ

6時間はあるくであろう...



けど.............


ここから奇跡を起こすのが

この俺様だ~
 







と、なんとなく片方が不良で動いていなかった

エンジンが動き出したような感じがした





七合目の山小屋に到着

御殿場ルートは5合目のスタート地点から

ここまで山小屋がない







けど食料も飲料水もしっかり持参しているので

不便は感じないのだが、

山小屋はちょっとした目星

気持ちの拠り所

休憩地点となるので

ココにたどり着くと

何となく気持ちが救われる


息子のリクエストで

一杯¥900のカップラーメンを二人でわけあった











二人でわけあったのは

¥900に尻込みしたわけじゃなく

過酷な場所だからこそ

こういうことを、しておくことも

経験として大事かと思って....












太陽の陽が体にあたり

ダクダクかいた汗のお陰で

体の毒素が抜け

更に富士のパワーがおプラスされ

大分調子が上がってきた



だんだんと良いペースとなってきた


そして3000m






ここから90分と書いてはあるが

富士山の90分は限界の2倍な感じだ

気を抜かずサクサク登る


それでも頂きを意識しないわけでもなく

頂きを見上がる回数が増えた








ここまで悪いなりに

自分を奮い立たせ

気合を入れてきたが


いよいよゴールの鳥居が見えると

今度は、思い切り

苦しい.... 辛い.....

を口に出し 態度に出し登った

これもまた自分なりのメンタル面の切り替えで

この方がラストスパートの力が出る







ゴール地点では既に到着している息子が

生意気にも腕組みをして私を見下ろしていた







父親として

そして男として

なんと屈辱感なんだ~

まだ息子には全てにおいて

負けたくないし....



ゴール....








一息つく間もなく

待たせた息子の目もくれず


 「さー このまま剣ヶ峰に行くぞ...」


と体調不良など何処に行ったかのように

剣ヶ峰へ先人を切った








最初の勢いは良いのだが

結局こうなる...







そして2年ぶりの剣ヶ峰








今回は去年よりキツかった気がする

せっかくトレーニングを積んだのに

キツかった...


だけに何度となく心が折れそうになりながらも

自分なりに気持ちを奮い立たせ

息子の背中を追い

なんとかここまでこれた


息子曰く


「頑張ったじゃん....」


一瞬目頭が熱くなったが

息子に一発蹴りを入れることで

堪えられた


息子にハイタッチ!なんてしない

礼だって言わない

握手すらしない

今日は完敗だか

来年こそは息子に俺の背中を

見せてやる....

まだまだ俺は負けないぜ



8時間掛けて登ってきたのに

一時間も滞在せずに

下山ルートを降りる









下山ルートはガスっていた

かなり濃い濃霧








大砂走りの視界は5mといっとところか

大砂走りを走りまくっている息子の姿は何処にも見えない


普通なら大砂走りに入ると

新五合目が見えるのだが

まったく見えないのでペースと時間で

だいたいの標高と到着時間を確認しながら降りた


そしてジャスト3時間で下山






出だしの体調不良は何処に行ったのかってくらい

下山後は普段の体調に戻った

コレも富士山パワーなのか....



下山後、初めて入山料を払った








この日、私は

息子と私の分 1000円×二人分

初富士登山をした

今は病気の為に登れない友人への

土産(缶バッチ)として¥1000

合計3000円払ってきました。



受付のおじさん達が

「ご協力有難うございますm(__)m」って頭を下げられたが

こちらこそ、恐縮ですよ

ご苦労様です。 そして..

有難うございます m(__)m ですよ...



苦しい登山ではあったが

気持良い登山となりました。

入山料を払ってガイドブックと缶バッチを貰って

なんか...

富士山の為 我ら日本の世界文化遺産の為に

良いことをした... 

それだけで気持ち良い登山になります。

どうですか?気持よく入山料を払ってみては....