作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

公募受賞する作品。売れる作品を量産できるプロ作家を養成しています。
誰でもすぐ使えるストーリーの教科書とレシピで3年でプロデビュー。ここではそんなストーリー構築の発想法を紹介。原則的に受講生対象。

【なんとしても作家になりたい】





そういうかただけ当塾の門を叩きなさい。もっともあなたにその資質も資格もないと思いますが。


あなたが本気なら、その夢、つまり最低条件である「公募受賞」を、必ず実現してさしあげようじゃないですか。もっとも修行についてこられたらの話ですけどね。相当厳しい塾です。金を払えば誰でも入塾できる、そこらへんの塾ではありません。念のため。



なお当塾への入塾には、審査があります。ただし、文章力ではなく、熱意重視です。本気である。という自信があれば、たぶん入塾は可能です。



ただし、書きたい意識だけではダメです。実際に書き出し、指示通りに3年修行するなら、誰でも公募程度なら入選できるはずです。



このブログは受講生を対象に行なっているサブテキストの色彩の濃いものですが、今回作家志望のみなさんの要望に、多少なりと報いるべく、コメントとアメンバーのみ応じさせていただくことにしました。
塾で使用のストーリーバイブルやストーリーのレシピも、アメンバーのみなさんに無償公開していきます。




Amebaでブログを始めよう!

小説塾を後輩君たちにまかせ、最近はもともと好きだった競馬のデータ集積で、わずかな年金を増やしている身としては、今年からこのブログも閉鎖しようかなと思っていたら、何人かの塾生君からおねだりメールが来て、それもとびきり美人の塾生君からですので、書けばごほうびくれる?という交換条件付きで、気が向いたときに更新することにしました。

 

さてさて。塾生諸君。

新しい年になって、さぞかしできもしない今年の目標を掲げたと思うんだけれど、そういう「今年の目標」を掲げた人はまず達成できないと思いなさい。

 

30年ぐらい前の話を持ち出して申し訳ないが、当時、ナショナル(今のパナソニックだけど)だったか、万博でプロデュースした三洋電機だったか記憶がないけれど、彼らに示したのは5年達成計画なんだね。

 

5年というのは、40代が50代になると、体の機能の衰えとかあって、当初の計画では破綻が来る。

 

本当は4年がいいんだな。

オリンピックがほぼ成功しているのは、短期集中方式の採用だからで、組み立てやすい論理によるわけだ。

 

では5年として考えよう。

新入社員の給料が今いくらか知らないけれど、たぶん14、5万じゃないのかな。

 

ではたとえば5年後、新入社員の給料がいくらになっていないとダメかな。

物価指数でいけば何パーセント上昇だから、5年で倍の30万は無理じゃないかな。

 

では30万もらったとしてそれでいいかな。

新入社員のとき結婚していたら、生まれた子供は保育園エイジになっているね。費用はどうだろう。子供ができるということは、それだけ部屋も手狭になる。

 

ひょっとしたら持ち家を買うかも知れない。  

 

30万で無理となる。

にもかかわらず、新入社員の給料が倍になっていることはない。

つまり企業は有能な人材を生殺しにする養成所ってことになる。

 

だから塾生諸君は、3年で公募入選し、5年で飯が食える作家を目指している。

 

つまり5年後に作家になる。という目標があって、きみたちは入塾したわけだね。

では1年目の成果あるいは達成目標がクリアできたか。ということだな。

 

ところができていないよね。

ということは、自分の目標達成のための1年目はどうなっていないといけないか?という目標が明確になっていないと、5年計画は破綻する。

 

では1年の達成目標は、君たちの判定で達成できたか。というと、さて?となるね。

 

これは具体的な1年目標の半年目の目標が明確でないからなんだな。さらにいうと、3か月目の目標も漠然としているからダメなんだな。

 

ずいぶん前の合同講座のとき話したと思うけれど、目標を立てて、達成できた人は誰もいないんだね。

 

オリンピックで金メダルを取ったアスリートがこういっていた。

僕は金メダルをとりたい。ではなく取った事実を、オリンピックに据えている。とね。

 

作家になりたいではなく、作家になっている状態で、それを現実にするにはどうするか、なんだな。

 

私の唯一の弟子がいる。

関西に住んでいる女性だけれど、彼女はある病気で書けないんだね。書けないなら塾は辞めるしかない。

でもその彼女を彼女のご主人と相談して、塾生ではなく弟子として迎えたわけだ。

 

書けないけれど妄想はできる。

年に一度彼女はお歳暮を送ってくれる。

彼女にすればそれは、治療費の中から工面した金で、どんな高価なものより、私は絆の証しと思っていただいている。

身体的回復は無理でも、彼女は妄想の中で毎日書いている。

 

少なくとも目標なしに入塾した君たちより、意識だけは秀逸だと思っている。

 

作家になるため。ではなく、作家として売れる作品を世に送りたいから学んでいる。そう思ってください。

 

では、1か月後の具体的な現実は、どういうことになっているかわかるね。

 

2月、君たちがそうあるために、今日すべきことも決まっている。

それをやれば、君たちでも作家で飯は食える。