横浜市資源循環局が運営する「食品ロスの削減を推進する啓発活動プロジェクト」に参加させて頂いている。

現在横浜市で、開封もされずに「ごみ」として捨てられる、いわゆる「手つかず食品」は年間2万トン。市民1人あたり、年に5キロ捨てている計算だ。

「食品ロス」には様々あり、スーパーなどから出る消費期限切れ食品の他、コンビニなどが独自に設定した販売期限の過ぎた食品、そして家庭から出るものまで様々。

この度これら現状を広く市民を始め多くの人々に知ってもらい、食べ物を大切にしてもらうべく、啓発動画を作ろうという提案をさせて頂いた。

動画制作の相談にのって頂いたのがデザイナーの芝哲也さん(写真)。
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手に持たれているのは本日の会議でワークを行ってファイルされた資料。「ニューロン」と言われる会議手法で、「どのような動画にするべきか」をワーク形式で進めて頂いた。その様子がこちら。
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1人が出したアイディアや考えに対し、新たにイメージしたアイディアや考えを他のメンバーがリフィルに書き、机上に出して行く。出切ったら次の人へ。これを繰り返し、最後にまとめて行く。実に面白い手法で勉強になった。ちなみに近々この手法は芝さんにより書籍化され発売されるそう。

本日の話題の中で特に印象的だったのが「感謝する」というキーワード。私も親から「お米一粒でもお百姓さんが一生懸命作ったのだから感謝して、残さず綺麗に食べなさい」と言われて育った。また、「いただきます」の言葉の意味を教えられ、「生きているものの命を頂くわけだから、生き物や植物に感謝しなければいけない」、とも教わった。

ところが現代は「(ゼリーで)10秒チャージ!」とか「一日に必要な栄養素を全て含んだサプリ!」などと言ったキャッチからも分かるように、その食べ物自体、どんな生物や植物に関係しているのかがよくわからない。恐らく、だから「感謝」しなくなったのだろう。

ハンバーガーチェーン店の厨房で、バンズが大量に入った袋の上に寝転がるアルバイト店員の写真がツイッターで流れ、問題となったり、コンビニの冷蔵ケースの中に入って横たわる客の写真が流れたり、一体どうなってるのか、と思ってしまう。全ての人がそうであるとは思わないが、パンもアイスクリームも、元は生物や植物からできていることを考えていればやらない行為だ。

このようなところも食品廃棄物削減に関わっていると思うと、気が遠くなりかけたが、乗りかかった船。やるしかない。頑張ります。p(^-^)q







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