美奈子ちゃんたちとの飲み会は楽しかった。柏のホストクラブに行ったが、やっぱり新宿辺りのホストクラブとは異なり、かなり落ち着き過ぎていて地味な感じがした。ホストクラブのお兄ちゃんたちもあか抜けてはいずに地味な感じがした。まあ、当時の新宿ニュー愛の№1ホストはテレビで観たけれど、中条きよしや杉良太郎のような時代劇に登場いるようなタイプだった。若者受けはしないと思うな!

 

4人で3万円以上は取られたようだった。美奈子ちゃんがお札を4枚持ってホストに渡して、おつりをもらっていたから。料理屋は5千円位だったから、申し訳ないと思う。次の機会には私が奢ることにしようと思った。妙子ちゃんも飲みに行くなんて機会もなかったらしいので、きっと楽しかったと思う。妙子ちゃんとは、随分と親しくなっていくようだ。

自宅に朝帰りをしたが、何となく、いつもと雰囲気が違う気がする。今は朝帰りしても翔とは絶対に一緒ではないと両親はわかっているので安心している。

 

昨日、夜8時頃には料理屋に松浦さんは勤務はしていたが、まさか!

私のいない午後にまさか松浦さんはお金を借りに来たりしていないよね!考えたら、心臓が高鳴ってきた。母に思い切って言ってみようと思った。「お母さん、昨日、松浦さんがお金を借りに来なかった?」と聴くと、母は私の質問にびくっとしていた。まさかーーーーーーー!

 

母にはつきりと「松浦さんにいくら貸したの?ね!答えて!」と言うと、母は静かに「\100万円」と言う。私はぶったまげて、何でそんなに貸すの?!--------------------------!

私は母に「そのお金は返って来ないよ!あの女は、キツネと一緒!ひとを騙して生活しているのよ!どうするの!返って来ないよ!

 

この日も夜学に行くどころではなかった。父が勤めから帰って来たので、松浦さんのことを聴いてみると、お金を貸すときは父も同席していたという。良い人だと思っていたから、困っているので力になってあげたかったと父は言っていた。

そもそも、私が松浦さんと知り合いになり、父と母まで巻き込むようなことをしてしまった原因を作ったのは私なのだ!私が悪いことは確かなのだ!返してもらえないようだったら、この際、Kさんに相談するしかないかと思うと私が言うと、父も母も頷いていた。