帰りの車のなかで、私が涙ぐんでいると翔は「俺と一緒にいれるんだから、泣くことないだろう」と言われたが、馬鹿言っているんじゃないよ!極道の女になることなんて聴いていない!今回はさすがに翔のやり方を恨んでいた。

 

私はこんな男とは結婚する気はない!夜学だって休んでいるけれど

また、通学したいと思っている。こんな馬鹿な男と誰が結婚するのかよ!

 

そういえは、兄貴Aさんにも言われたことだが、翔と結婚するなら、夜学に行く必要はないんじゃないかと。私はどんなことがあっても翔とは結婚しない!私はまだやりたいことがたくさんあるんだ!こんな翔のような男の女房で私の一生を終わりにしたくないんだ!

 

兄貴Aさんの自宅に到着すると、兄貴Aさんは事務所の当番もあるから、2人で当番のときは事務所にいるようにと言われた。

それを聴くと、あ~あ!本当の極道の女房のようになってしまった。

数日後に事務所に2人で泊まることになってしまった。