Tちゃんは、K学院に行きK先生と奥さんに会ってから、ひとが変わったようにK先生の肩を持つようになってしまったのである。

 

TちゃんがK学院にいた頃は、生徒たちに対して暴力が多いので

1寮の生徒たちが皆で、他の先生にK先生の暴力が酷いのですが

止めてもらえないですか?と相談に行ったこともあると聴いている。

そんなTちゃんが、K先生と奥さんに会って話したことによって、事態は逆転してしまったのである。

 

K先生や奥さんは、人扱いが上手いから、おだてられたのだろう!

 

K学院から帰って来たTちゃんは、K先生が寮長を続けていく上での苦労などをまるで一部始終理解したかのように私に語るのである。

「Tちゃん!どうしちゃったの?!」と、思わず私は電話で叫んだ。

K先生と奥さんは、私に対しての意見は「昔は優しい子だったのに?どうしたんでしょうね!」と言っていたらしいが、私は大学の卒業証書のコビーを提出したり、かなり、利用されてしまったし。今でも、K先生と奥さんを許さない元生徒もいるのである。

それを承知のはずであるTちゃんは、別人のように変わってしまっていた。

 

情けない! Tちゃんとは、K学院であった辛かったことや数々のスポーツなどの想い出・・・etcをお互いに言い合っては、K学院のことを思い出していた。決して、K先生の暴力を認めるような話はしたことはないのである。

 

ある晩にTちゃんから、再度電話があり、電話に出てみるとTちゃんはかなり酔っぱらっていた。ケタケタと笑いながら、まるで私を小馬鹿にするかのようにK先生や奥さんの言うことが納得できないのなら、私は相当のお馬鹿さん扱いをされてしまった。そして、ケタケタと笑うのである。

どう考えたって、K先生や奥さんの言い分は間違っている。例えば

K先生にしかられて殴られた生徒の親は、「親たちは遠慮して、子供に手をあげることができなかったので、殴ってくれて喜ぶ親たちもいる」と。そんなことあるのだろうか?詭弁に過ぎないと思うが。

 

Tちゃんは、完全にK先生や奥さんに洗脳されてしまったので、私が何を言っても伝わらない。

 

逆にそんなTちゃんにされてしまったK先生や奥さんを私は腹が立ったのである。