以前の記事にも書いたように最初の7日間は、机の椅子に座っての台本読みから始まるわけだ。

 

それからは、半立ちの状態で台本を持って自分の役柄を読むー読むといっても、感情を出しながらという感じである。

その後は、稽古場で台本を持って、本格的に感情を込めて自分の役柄に対して台詞を言うのである。

 

それから先は、台詞は全て自分自身で暗記して頭に自分の役柄の台詞を入れて、本格的な立稽古が始まる。

 

稽古に入る前に肉体訓練・発声練習・ジョギングなどをして、自分が役柄に感情移入できるような状態にもっていくこと。

そのような感じで、6月1日~の公演に向けて稽古が進んで行くのであった。

『セレナーデ』の内容は、鳥小屋に住む雄鶏の主人と、妻の立場である雌鶏が3人いる。

人物は、雄鶏・金髪の雌鶏・褐色の髪の女の雌鶏・赤毛の雌鶏がいた。その鳥小屋を狙う狐がいる。

 

ある程度に芝居らしい台詞が言えるようになる頃に劇団の座長の奥さんでもある峰岸綾子先生が演出をすることになったのである。