奥さんは、とにかく知らぬ存ぜぬを通し続けたのである。

私は呆れるやら、ショックやらで自分の存在を否定されたと同様に悲しかった。

 

確かにK元寮長は他の先生方からも虐待魔としても有名であったし、生徒ひとりを殴り続けた結果気違いにさしている。

私がK学院に入所した頃には、まだ当時のことを知っている生徒たちが何人もいたわけであるから。状況はよく聴いている。

大学も無名で、生徒たちが聴いてもK氏は教えてくれはしなかったのだから。

 

奥さんは私に゛あなたが頑張ったということはわかっているから」と意味のない言い訳をしている。私が頑張ったことを知っているならば、大学を卒業したことを知らなければ出て来ない奥さんの台詞。

 

奥さんはさらに言い訳をする「生徒たちのことを思って先生(K氏)は殴ったこともあるけれど、生徒たちを真摯に立ち直らせたかったからね」と。

 

私は奥さんに面白いことを問いただした。「私は、今ブログを書いていますが、それでは真実に書いたブログを書き直さなければなりませんね」と言うと「そうね」とのたまう。この奥さんの返答はおかしくないか?私は真実を書いているのに、それを書き直さなければならないとは?

真実を書き直すということに対して、奥さんは「そうね」とのたまうのは、真実に書いたブログを書き直せともとることもできよう!

 

この奥さんー寮母さんは昔から、失礼だがあまり頭の良い方ではなかった。年賀状はK氏と奥さんがそれぞれ短い文章を書いていたが、どう見てもお二人は幼稚な文章としか思えなかった。

 

奥さんが、知らないということを言う以上、話すことはなかったので

その後、電話を切ろとしたら、奥さんは「私は75歳で先生は80歳なのよ!これ以上苦しめないで!」だと。苦しいのは私たち生徒の方なのに!