このブログは美容師に向けた、カットについてのブログです。
カットが上手くなりたい
でもなかなか上達しない
そういう人に読んでもらえると、きっと何かの役に立つんじゃないかなぁって思って書いてます。
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僕が一番最初に書いた記事です
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昨日少しパーマの事書きました。
どうしてもパーマの話をWEBで展開していくと、ケミカル的な事が多くなりがちですが、僕らは以前からパーマスタイルこそ、カットが大事だと言ってきました。
勿論ワインドやケミカルも大事です。
ただ可愛いパーマスタイル、素敵なパーマスタイルは、必ずカットが良い。
カットの時点で十分良い感じになっていないのに、パーマで何とかしようと期待しても、大抵は今ひとつな仕上がりになりがちです。
カットの時点で十分良い感じになっていないのに、パーマで何とかしようと期待しても、大抵は今ひとつな仕上がりになりがちです。
カットがちゃんとされていて、カット終わった時点で仕上がりがイメージ出来る様な状態、そこまでしておけば、パーマの作業はいたって簡単になります。
そして、良いパーマスタイルを作るには、削ぎが凄く大事だと思ってます。
ここで言う削ぎは技法の事ではなく、パーマという、足し算に対して、どう引き算をしていくか?
ここの部分の話です。
勿論ベースカットも大事なんですが、それはちゃんと切ったとして、話を進めます。
基本的には、パーマは色々なモノを足していくものと考えています。
テクスチャーだったり
ボリュームだったり
動きだったり
これらを足す訳ですが
当たり前ですが、ここにただこれらを足してもスタイルとしては成立しない訳です
足す分、何処かで引き算が必要になる。
カットは基本的に引き算だけど、『足す為に引く』と言う事もあります。
ボリューム出すために、削ぎを入れる事だってあります。
特に良いスタイルと言うのは、バランス良く削ぎによって引き算がされています。
ボリューム出すために、削ぎを入れる事だってあります。
特に良いスタイルと言うのは、バランス良く削ぎによって引き算がされています。
「削ぎは感覚的な要素が強い」と思われがちですが、じつはかなりの所までロジカル(論理的)な整理がされてきています。
ただ、誤解があるといけないと思い注意して書きたいと思います、読んで頂きたいのですが、良いスタイルを作るのには、必ずロジカルな整理が絶対必要かと言うと、それは違います。
論理的な整理がされていなくても、経験と感覚で、良いスタイルは作れます。
経験と感覚で、「いる部分」と「要らない部分」を解っていれば、良い訳です。
むしろそう言う部分が大事だったりもします。
だから削ぎをロジカルに説明出来なくても、凄く良いスタイルを作る人は一杯いるし、感覚的な削ぎって言うのは、実際によくあると思います。
でも、でもですね
だから削ぎ=感覚ってうのは、やっぱり違う気がしてるんです。
これって説明が難しいんですが
単純に「何か変だなぁ」
っていうのと
「可愛い 素敵だなぁ」
って言うスタイルの違いを感じるのは『感覚』だと思うんです。
これは大事な部分だし、そう言う感覚は、「良いとされるバランス」に、より多く触れていく事で磨かれていくと思います。
ただ何が違うのか?
ここが解るかどうかが大事だと思うんです。
そして「何か変だなぁ」から、
「可愛い、素敵だなぁ」に持っていくのが「技術」だと思います。
「可愛い、素敵だなぁ」に持っていくのが「技術」だと思います。
そして技術は、その殆どが或る程度までは、ロジカルに整理する事が可能だと、僕は思っています。
そして、それを誰か(スタッフや後輩)に伝えようとした場合、ロジック(論理)は非常にその手助けをしてくれます。
ただロジックが解れば、良い削ぎが出来るのかと言うと、それも別な話です^^;
「何か重いんだけど、すいてもすいても良い感じにならない。」
「もうこれ以上すいてもダメだよなぁ。。。。」
こういう経験は一度はあるのではないでしょうか。
そして、時に気づいた時には、すきすぎの状態になっていて、修正不可能になっていたりします。
この『何か重い』と言う情報を目から受けて、感覚的な仕事をするなら、重い所を少しずつ取りながら、バランスを探りながら、切り進めていく。
コレに対して、理論で整理されていれば
骨格に対してのベースのどこが重いのか?
どこに引き出すのか?(引き出すアングル)
どの深さからどれくらいの角度で取るのか?(抜く髪の構成)
って言う判断を削ぎの理論と経験から導きだし
実際に正確にそれを行い、空間と毛束を作っていく。
少し切っては確認しての見ながら仕事よりも、設計図が決まっている方が早いし、ゴールヘ向かって効率よく進められます。
理論化された削ぎを、良いと思う感覚に従って使っていく。
削ぎにおいては、理論と感覚を連動させながら進めていく、これが大事な事ではないかなと思っています。
勿論、両方に利点も弱点もある訳で
理論の弱点は、ソコから入ると、とかく頭でっかちになって、何とかそれに当てはめようとばかりしてしまい、ソコにある可愛い、可愛くないを見極めようとしない人もいる。
いわゆる理論依存型で、木を見て森を見ずタイプ
一本一本の木はよく育っているが、森として美しくない。
結局可愛いか可愛くないか?
ここは大事な部分で、そこを見えてないで理論ばかり先走る人もいます。
逆に感覚から入ると、教育と言う面で伝えるのが難しく、非効率だったりするケースも出てくる。
自分1人でいる分には良いですが、スタッフを育成していくとなると、教育の問題は常に付いて回ると思います。
マンパワーとしての力はあっても、組織として、伝えていくと言う部分で難しくなってきます。
感覚とロジック
これを良いバランスである事が大事なのかなって、思ってます。
僕は2:8か3:7で
感覚:ロジックです。
突き詰めれば突き詰める程に、ロジックの比率が上がっていくような錯覚に陥るんですが、感覚も一緒に上がっていくのでしょうね。
3:7が6:14になったみたいなw
ただ昨日の小保方さんの会見でもあったのですが、技術の細かいコツの様な部分は、文字では伝わらないし、文字だけでは絶対伝え切れないですね。
やっぱり両方常に必要なんでしょうね^^