このブログは美容師に向けた、カットについてのブログです。
カットが上手くなりたい
でもなかなか上達しない
そういう人に読んでもらえると、きっと何かの役に立つんじゃないかなぁって思って書いてます。



このブログの文章、写真等、全ての内容に対しての表現、
また個人情報に関する全ての著作権を、吉田正明が保持しています。
無断での複製、転載、引用を禁じます。
いいね!やシェアは問題ありませんので、お願い致します( ̄∇ ̄+)


基本的には僕のやってるカット講習g.D.Cを受講している人、
これから考えている人、過去に受講していた人に、
読んでほしいと思って書いています。

もちろん全然関係ない方にも、
沢山の人に読んでもらいたいです。


Facebookもやっています。
よかったら友達になってください( ̄∇ ̄+)


カットの講習の申込みはFacebookのイベントからと、g.D.Cホームページからが可能です。





福岡g.D.C 4
期生カット・ベーシックコースの募集

https://www.facebook.com/events/556186551134630/?notif_t=plan_user_joined

まだ空きありです^^


岡山ワンデイg.D.C「始めのIPPO」の募集
あと2名の募集となります

岡山g.D.C 1期ベーシックコースの募集
キャンセル待ちとなりました。



僕が一番最初に書いた記事です



初めての方はここから読んで下さい^^






昨日少しパーマの事書きました。


どうしてもパーマの話をWEBで展開していくと、ケミカル的な事が多くなりがちですが、僕らは以前からパーマスタイルこそ、カットが大事だと言ってきました。


勿論ワインドやケミカルも大事です。


ただ可愛いパーマスタイル、素敵なパーマスタイルは、必ずカットが良い。


カットの時点で十分良い感じになっていないのに、パーマで何とかしようと期待しても、大抵は今ひとつな仕上がりになりがちです。


カットがちゃんとされていて、カット終わった時点で仕上がりがイメージ出来る様な状態、そこまでしておけば、パーマの作業はいたって簡単になります。


そして、良いパーマスタイルを作るには、削ぎが凄く大事だと思ってます。


ここで言う削ぎは技法の事ではなく、パーマという、足し算に対して、どう引き算をしていくか?


ここの部分の話です。


勿論ベースカットも大事なんですが、それはちゃんと切ったとして、話を進めます。


基本的には、パーマは色々なモノを足していくものと考えています。


テクスチャーだったり


ボリュームだったり


動きだったり


これらを足す訳ですが


当たり前ですが、ここにただこれらを足してもスタイルとしては成立しない訳です


足す分、何処かで引き算が必要になる。


カットは基本的に引き算だけど、『足す為に引く』と言う事もあります。


ボリューム出すために、削ぎを入れる事だってあります。


特に良いスタイルと言うのは、バランス良く削ぎによって引き算がされています。


「削ぎは感覚的な要素が強い」と思われがちですが、じつはかなりの所までロジカル(論理的)な整理がされてきています。


ただ、誤解があるといけないと思い注意して書きたいと思います、読んで頂きたいのですが、良いスタイルを作るのには、必ずロジカルな整理が絶対必要かと言うと、それは違います。


論理的な整理がされていなくても、経験と感覚で、良いスタイルは作れます。


経験と感覚で、「いる部分」と「要らない部分」を解っていれば、良い訳です。


むしろそう言う部分が大事だったりもします。


だから削ぎをロジカルに説明出来なくても、凄く良いスタイルを作る人は一杯いるし、感覚的な削ぎって言うのは、実際によくあると思います。


でも、でもですね


だから削ぎ=感覚ってうのは、やっぱり違う気がしてるんです。


これって説明が難しいんですが


単純に「何か変だなぁ」


っていうのと


「可愛い 素敵だなぁ」


って言うスタイルの違いを感じるのは『感覚』だと思うんです。


これは大事な部分だし、そう言う感覚は、「良いとされるバランス」に、より多く触れていく事で磨かれていくと思います。


ただ何が違うのか?


ここが解るかどうかが大事だと思うんです。


そして「何か変だなぁ」から、


「可愛い、素敵だなぁ」に持っていくのが「技術」だと思います。


そして技術は、その殆どが或る程度までは、ロジカルに整理する事が可能だと、僕は思っています。


そして、それを誰か(スタッフや後輩)に伝えようとした場合、ロジック(論理)は非常にその手助けをしてくれます。


ただロジックが解れば、良い削ぎが出来るのかと言うと、それも別な話です^^;


「何か重いんだけど、すいてもすいても良い感じにならない。」


「もうこれ以上すいてもダメだよなぁ。。。。」


こういう経験は一度はあるのではないでしょうか。


そして、時に気づいた時には、すきすぎの状態になっていて、修正不可能になっていたりします。


この『何か重い』と言う情報を目から受けて、感覚的な仕事をするなら、重い所を少しずつ取りながら、バランスを探りながら、切り進めていく。

コレに対して、理論で整理されていれば

骨格に対してのベースのどこが重いのか?

どこに引き出すのか?(引き出すアングル)

どの深さからどれくらいの角度で取るのか?(抜く髪の構成)


って言う判断を削ぎの理論と経験から導きだし


実際に正確にそれを行い、空間と毛束を作っていく。


少し切っては確認しての見ながら仕事よりも、設計図が決まっている方が早いし、ゴールヘ向かって効率よく進められます。


理論化された削ぎを、良いと思う感覚に従って使っていく。



削ぎにおいては、理論と感覚を連動させながら進めていく、これが大事な事ではないかなと思っています。


勿論、両方に利点も弱点もある訳で


理論の弱点は、ソコから入ると、とかく頭でっかちになって、何とかそれに当てはめようとばかりしてしまい、ソコにある可愛い、可愛くないを見極めようとしない人もいる。


いわゆる理論依存型で、木を見て森を見ずタイプ


一本一本の木はよく育っているが、森として美しくない。


結局可愛いか可愛くないか?


ここは大事な部分で、そこを見えてないで理論ばかり先走る人もいます。


逆に感覚から入ると、教育と言う面で伝えるのが難しく、非効率だったりするケースも出てくる。


自分1人でいる分には良いですが、スタッフを育成していくとなると、教育の問題は常に付いて回ると思います。


マンパワーとしての力はあっても、組織として、伝えていくと言う部分で難しくなってきます。


感覚とロジック


これを良いバランスである事が大事なのかなって、思ってます。


僕は2:8か3:7で


感覚:ロジックです。


突き詰めれば突き詰める程に、ロジックの比率が上がっていくような錯覚に陥るんですが、感覚も一緒に上がっていくのでしょうね。


3:7が6:14になったみたいなw


ただ昨日の小保方さんの会見でもあったのですが、技術の細かいコツの様な部分は、文字では伝わらないし、文字だけでは絶対伝え切れないですね。


やっぱり両方常に必要なんでしょうね^^