【色男の口説き文句】





某呑み会にて。



『22歳に恋をした。』



それは“色男の口説き文句”だった。気持ち悪くても仕方がない。それが個人の最大限の口説き文句だったのだから。その個人は“とある店の責任者”で、被害者は“とある店のアルバイトだった女子”で“呑み会”で初めて顔を合わせた。加害者は“カナブン色のスーツ”を着こなしていた。気持ち悪い。ボクは加害者とは話はしくない。もちろん気持ち悪いからだ。でも被害者の方とは話がしたい。できる事なら、じっくりと詳細を聞きたい。骨の髄まで話を聞き出したい。そして腹筋を鍛えたい。腹のインナーマッスルを意識したい。被害者の方、よろしければ連絡を下さい。そのエピソードだけで酔いが回りそうだ。さぞかし愉快なエピソードに違いない。



“一瞬”さえあれば“恋”は始まる。



“インナー・マッスル”それは内側に潜む筋肉。

“インモー・マッスル”それは口内に残る陰毛。

どういう事かわかるやろ。
皆まで言わんで大人やねんから。



“エロ”なら“エロス”を目指せ。ボクは“スケベ”のままでいる。



めでたし、めでたし。