【ほとり】





鬼に金棒、女に肉棒、男に乳房。



黄金の国ジパングのちょうど裏側にあたる“リトリクレスコ”という国にある山脈“チダコンピ”には“キエンセシーパウカ”という湖がある。その湖のほとりに位置する小さな村“ミヅルナア”の原住民“ミヅシヨ・キスイダ・コメテ”は社会風刺の勉強で現在ボクがセコセコと働く職場へ冷やかしにきている。
彼は先日に催された宴会へと出席してくれたた女子を冷静な目で見て次のようにコソコソと熱心に語った。



『〇〇さん、絶対おっぱいでかくなってるわ!!』



ギラギラとした上品な御言葉だ。彼はボクより8歳ほど年齢が下だが立派な事を言う青年だ。彼がこのまま“永遠の中学生”の心を持ったままで居てくれればいいのだが、わけのわからん“調子ブッこぎ”な事を言うような“耳の裏側の臭い大人”にだけはならないでほしいと願う。

少年は大志を抱け、中年は小志を抱く。

めでたし、めでたし。