【神】





ボクの紹介するエピソードで頻繁に登場する“ナカムラ君”は正直“うす毛”だ。そして色白で男前なのが最高だ。きっとスキンヘッドにしても似合わないし“気色が悪い”に違いない。ナイス神様である。



アルトナ。



アートネイチャーが“つむじ用”のヅラを作ったようで、そいつの名は“アルトナ”という。髪が“無い”のにアルトナだ。早速、若禿げで可哀想な後輩“シュンタロー”にアルトナの朗報をメールした。すると“ギリシャ神話の神様みたいな名前ですね”という返信があった。ボクがシュンタローから聞き出したかったのは“アルトナ”を“使用するか否か”であり“ギリシャ神話がどうのこうの”ではない。現実頭皮を無視した現実逃避だ。これだから若禿げは困る。ということで、いくつか肩書きを考えてみた。



①つむじの守護神 アルトナ
②若ハゲの神 アルトナ
③薄毛界のアダム アルトナ
④墜ちた髪 ナカムラ
⑤髪の神 アルトナ



ハゲがこぞって闘う。



A 『オレはハゲかけやけど、オマエは完全にハゲてる。』

B 『いやいや、ハゲかけとかズルムケとか関係ないし。ハゲかけも所詮はハゲや。』

A 『いや、オレはまだ毛があるし。けどオマエは毛がないやん。』

B 『それは違うわ。オレはハゲてきたから潔く剃ってるねん。オマエみたいに未練がましく醜態を晒してないだけや。』

O 『ハゲ同士の醜い争いですね。どう思う忠さん?』

AとB 『オマエはズラやんけ!このオズラ!』

このような“ハゲ達の醜い争い”を“マルハゲドン”と言う。



めでたし、めでたし。