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【ゲス鍋】





ゲス番長。



ボクには仕事先でお世話になった先輩がたくさんいる。例えば、仕事中に昼食のフリをして“スケベなエステ”でスッキリ爽快してくる先輩、20代前半だったボクを含めたバンドのメンバーを家に招待してくれて酒を浴びるほど呑んでボクらに全裸で正座を強要し、突然にボクのポコチンを“カプッ”と一瞬だけ咥え『ひくな!オマエらがライブでやってるエンターテイメントはこんなんや!前フリがなかったら怖いやろ!わかるか!』と自らを犠牲にしてまでボクらに恐怖を教えてくれた先輩、恋人の父親の会社に就職して職場の女性に手を出して恋人の父親に不倫がバレて会社をクビになった先輩、既婚でパチプロの先輩、女子のアナルに指を挿入する癖がある先輩、仕事の出張先でナンパした女子に即日即食“中出しセックス”をして相手の女子には嘘の連絡先を教え『二度と会うことはないからええねん♪』とボクに豪語する先輩、恋人にフラれて泣きながら放屁する先輩、ゲイの先輩、アホボン、マッスルボディになってから消息不明の先輩、ケジラミを飼っている先輩、ハゲ、たくさんの優しくて頼れる素敵な先輩がいる。迷惑だ。



大先輩。



先日、バイト先の居酒屋で大先輩が辞職された。大先輩は昆虫が大好きで、特に蝉が好きという設定なので名前を“セミさん”としておこう。セミさんはボクら若輩者に料理の美味しいお店を教えてくれたり、『僕はSやからねぇ~。女の子に“される”のはイヤなんですよねぇ~。“させる”のが好きなんです♪ん?もう一度言おうか?“さ・せ・る”のが大好きなんです♪』と自己紹介してくれたり、就職活動中の人間の相談にのってくれたり、風俗嬢とプライベートな関係になれる方法を教えてくれたり、若手の恋愛相談にのってくれたり、ひとり暮らしの子にパスタ料理を作ってあげてからセックスをすると相手の子はポコチンを咥えながら『ボーノ!ボーノ!』と言うと教えてくれたり、新社会人になる人間の相談にのってくれたり、笑えるスケベなお店を教えてくれたりと“必要”な“いらんこと”をたくさん教えて下さった。セミさん最後の出勤日は仕事を終えた早朝5時からモツ鍋とビールとゲスな話で“輝けるアホな時間”を5時間ほど堪能した。この日、フジテレビが大好きな若手のチェリー君は体に油性マジックで墨を入れましたとさ。



めでたし、めでたし。