【エネルギー】





株。



モナ。今回のラヴホテル事件で社会的に株を下げてしまったモナ。だが、“エロ”に対してだけブルーなハートを保持する猛者からは支持されたに違いない。容姿端麗で頭の良い女性が欲したモノは“不倫”という特異な環境だった。自分にとって大事な時期とわかっていても事件を起こしてしまう。これはもう“性癖”と言えるだろう。さらに2人の潜伏した場所が“ラヴホテル”というのが生臭さくて実にいい。これがラヴホテルではなくシティーホテルだと“不倫”という言葉が持つエネルギーが半減してしまう。今回の“モナ”の行動は社会的には“バカ”と言われても仕方のないことだが、ボク的には“ある意味の夢を与えた”と思う。それは週刊誌などを密かに賑わすような出所も真相もはっきりしない“芸能人のエロ過ぎる下半身事情”という記事に信憑性をもたらしたのだから。その点でモナは株を上げた。どこぞの有名人のように離婚してから8ヶ月後に再婚して“妊娠4ヶ月”と堂々と発表できるエネルギーの方がボク的には“大丈夫か?”と言いたくなる。



綺麗な首飾り。



某バンドの歌で“綺麗な首飾り”という歌がある。名曲だ。不器用な男がいる。その男は職場で好意を寄せていたアルバイト女子が仕事を辞める日に何の前触れもなく“綺麗な首飾り”をプレゼントした。男のその“行為”は“好意”とは正反対な“厚意”へと落ち着いた。男は試合に敗れた。そしてすぐに立ち上がった。男は“ロッキー・バルボア”よりも強く逞しかった。次に男は新人アルバイト女子を食事へ誘い、その帰り道で“綺麗な首飾り”をプレゼントした。またしても“何の前触れもなく”である。

 ずっと続く海岸線
 この綺麗な首飾りを
 君にあげる
 愛している
 心の底から
 眩しい光と
 争いがあふれる

本人は知らないが“敗北”は明確だ。タオルを投げてやりたくなる。でもボクはセコンドではない。男は“ロッキー・バルボア”よりも強く逞しい。そして、とても“いい人”だ。男は残酷なまでに“いい人”から脱皮できない。毛髪の6割は“脱”なのに…。



めでたし、めでたし。



※BLANKEY JET CITY“綺麗な首飾り”から一部引用。