無料相談 | 司法書士の日常(Ein Selbstgespräch)

司法書士の日常(Ein Selbstgespräch)

飲み会、旅行、子供達の成長や司法書士・社労士の仕事について綴ります。

風邪はだいぶ良くなってきたものの、まだ咳が少し出る。早く完治してくれないと困る。

 

今月は昨年開業以来、受託件数が最も多い月。毎月この件数をいただけるようだと、二人ほど司法書士を雇用すべきだろうが、毎年6月は件数が多くなる傾向にあるから、なんとか乗り切りたい。6月の他、司法書士の業務は、3月、9月、12月が繁忙期となる。

 

日頃お世話になっているお客様に加え、以前相続の相談をいただいた方から正式に相続登記のご依頼をいただいたり、公正証書遺言作成のご依頼や、以前決済で知り合った不動産会社の社長から個人のお客様の贈与登記のご依頼、前の事務所時代に知り合った不動産関係の方から決済のご依頼等、ひょんなことからお付き合いが始まった方々からのご依頼も多数いただいている。

 

他の事務所はどうか知らないが、私は相談料(出張も含む)はいただいていない。出張して登記に結びつかなければ、実費や費やした時間は無駄になってしまうし、そういうことも何度も経験している。当然出張といっても、事務所から1時間程度の場所に限るけど。

 

無料といったって、知識を出し惜しむようなことはしないから、極端な話、相続登記などのご相談の場合、質問だけしっかりすれば、あとは本人申請でできてしまう。

 

そうはいっても、相談に乗ってもらったというのは、お客様の頭に強く残るようで、すごく感謝していただけることはもちろん、先に書いたように、話がまとまってからお声掛けいただいたり、お客様をご紹介いただいたりと、相談料以上のものをいただいてしまっているので、時間制限なしの無料相談は引き続き続けていきたい。

 

一方で、役所の無料相談の相談員は、直接受任が禁止されているため、あとにつながることが基本的にない。『基本的に』と書いたのは、支部をとおして私を指名してくだされば、受託しても良いので、指名されれば後につながることにはなるが、指名率はかなり低い。相談に来る方々は、自分で手続きをしよう!と意欲的な方々が多いからだ。もっとも、司法書士業務に関する相談は、好きだからかまわないけど。明日は役所の無料相談の担当だ。

 

 

そういえば、所有権の住所更正と抵当権の債務者の住所更正登記を初めて申請した。

 

こう書くと私がミスしたように受け取られるかもしれないが、私は住民票・印鑑証明書通りに登記した。ところが、こんなこともあるものかと驚いたのだが、役所への届け出を間違えてしまったらしく、本来の住所は、

 

〇〇市××町※丁目※番1号

 

となるところ、

 

〇〇市××町※丁目※番2号

 

と住民票も印鑑証明書も登録されていたのだ。これでは、いかに司法書士といえども、2号の方で登記せざるを得ない。

 

更正登記申請のために正しい住民票をいただいたところ、住民票には、2号から1号に更正された記載がない。仕方ないので、前回の移転で使用して原本還付した住民票と正しい住民票を登記原因証明情報として提供した。

 

今日はこれから客先にて、後見申し立てのための打ち合わせ。

 

社労士の仕事、今週中に仕上げないと。極めて苦痛を伴う業務だ。司法書士業務とは大違い。。。