13位からスタートしたディフェンディングチャンピオンのスコット・スターリングスが、1イーグル、2バーディ、1ボギーの69をマークして通算9アンダーで先にホールアウト。8位のジェイソン・デイも70で回り、二つ伸ばして通算9アンダーで並んだ。

　首位タイでスタートした最終組のJ・B・ホームズとハリス・イングリッシュがともに72とスコアを伸ばせずに通算9アンダーに終わると4人が並び、プレーオフへ突入した。


3日目に29ホールを回り、11バーディを奪ってパットの手応えをつかんだ宮里藍。最終ラウンドはボギーでスタートし、前半は2バーディ、3ボギーと出遅れたものの、後半16番、17番の連続バーディで巻き返し、72と一つ伸ばして通算7アンダーの24位タイでフィニッシュした。

「今日も内容にはとても満足している。もうあと1つ、2つ、伸ばせそうな感じもあったけど、パットも昨日に引き続き思いどおりできたので、内容としてはよかったと思います」

大会前のショットの修正が奏功した。「バックスイングで内側に引く傾向があったので、それを真っすぐに引く練習」を繰り返してクラブの軌道を調整。今大会からパターを３３インチから３６インチのものに替え、パットも好調だ。昨季は賞金ランク９１位で賞金シード落ち。「引き続き自信を持ってプレーしたい」と１３年に４位に入った大会を復活への足掛かりにする。

補欠の１番手からの繰り上がりで今季初出場。ところが、最終組に入った５日の第１Ｒは豪雨に見舞われ、５ホールしかプレーできない。１日で３１ホールを強いられたこの日は、強風でショット、パットともに曲がった。

　第１Ｒ後半の５番で１０ヤードほどの寄せをミスし、約３メートル半を残して２パット。６番は約１メートルを外して連続ボギーとした。８番は、第１打を左の海沿いのハザードに入れてダブルボギー。第１Ｒは「７８」と苦い船出となった。とはいえ、第２Ｒでは０９年日本ツアー賞金女王の意地と対応力を見せて２バーディー、２ボギーのパープレーで回った。スタジオセレクト ニューポート2 パター

カリフォルニア州のトーレパインズGCで開幕