日々を生きる。～大切なものを失って得たもの。

スーパーに買い物に行った。

９８０円（20L）の焼酎を籠に入れようとしたら

拒否された。

甲斐性なしは、酒など飲むなということだ。

酒。

生きるための、栄養補給。



飲みたい。

フェノミナン。

この映画、何度も観て泣いた。

主人公は、平凡な自動車整備士。

友人、親代わりの医師、気になる存在の女性。

田舎町で繰り広げられる、ハートフルな交流。


そんなある夜、突然、主人公は夜空に光を見て、超能力を身に付けてしまう。

そして、戸惑いながら、徐々に孤立していく。

それを支える、友人と医師、そして女性。


しかし、その超能力は、脳腫瘍のためだった。

余命を知り、病院を抜け出し、最後に会いに行く人は、、。



死を予感した主人公は、その女性の子供たちに、林檎をかじりながらこう言った。


「林檎は、腐って無くなる。こうして、食べると体の中で生き続ける」



この台詞が好きだ。


死んでも、人の心の中で生き続ける。


俺の心の中でも、、、。

ひそかに、読んでいる。

嫁がいる前では、読めない。

必ず、嫌味を言う。


以前、自己啓発系の本を読んでいると、




いい年して何でそんな本読んでいるの？





とこう来る。

だから、夜、寝静まったころ読み始める。



本と映画。

これがなかったら、俺は死んでいるだろうと思う。

なぜか、心が浄化される。

小説などは、効果覿面だ。

心の奥に溜まった、どろどろとした物が少しずつ排出されていく。


どうにもやってられない。

そう思ったら、映画もいい。




また今夜も、読もう。