プラハから戻って2週間弱で

今度は夫と2人で

17日間、

スイス・イタリア旅行に行ってきました。


本当は

ラフマニノフのスイスの家

Villa Senar 

について

書きたいのですが、

まだ一般公開されておらず

ラフマニノフ財団に許可を得てから

記事にしたいと思いますので

暫くお待ち下さい。


今回も夫の自転車旅のお供です。

マニラから乗ったのは

ドバイ経由のエミレイツ航空。


滞在中お世話になったのはこちらの車。


フランスでは新車をリースする制度があり

フランス国外でリースする場合は

輸送費を払うと届けてくれます。

(空港によっては届けてくれないので要確認ですが。)


年末年始はローマまで

ルノー社の車を輸送してもらいましたが

今回はミラノに配達して貰いました。


(Vareseの高台にあるホテルから見下ろした朝靄のかかった湖)


飛行機が夜8時過ぎに着き

荷物が出て来たのは

夜10時過ぎでした。

(人出不足?)


夫が行きたい自転車屋さんの近く

イタリアのVareseという街に

ホテルを取りました。


自転車屋さんに教えてもらった

こちらのレストラン「Teatro」

美味しかったです。


Monk fish (アンコウ)の料理。


地元の人しか居ませんでしたが

可愛い街でした。


そこから次の宿泊先、

スイスのアンデルマットに向かいますが

途中、

トンネルにヒビが入って

工事中で不通だったので

峠道を行きました。


峠道の景色。


(アパートの裏山)


アンデルマットは小さい街で

観光客がほぼ居ません。


電車でアンデルマットまで来て

ハイキングする人は居ましたが

宿泊してる人は本当に少なかったです。


夫が自転車に乗っている間、

1人ハイキング。


ロープウェイで標高2344mまで行き

次のロープウェイ(標高2420m)で歩きました。


私は武漢株コロナの後遺症で

喘息があるので

空気が薄い場所

4km歩くのはしんどかったです。


帰り、夫に車で駅まで迎えに来て貰いました。


別の日は

空気が薄くない

アンデルマットより低い場所をハイキング。


ここは戦争の爪痕が残っている場所です。

塹壕の跡やトンネルも残っています。


観光案内所で日本語の解説をくれました。


次に滞在したのは

グリンデルヴァルト。


ユニクロの薄い

カシミア のセーター1枚しか

持って行かなかったので

アンデルマットより寒い場所で

凍えました。

(スイスは税率が高いのか何でも高くて服を買う気になりませんでした。)


アパートからの眺めは良いのですが

街から4km、しかも登りで

山小屋で寒い家でした。


せっかく来たので

スフィンクス展望台まで行きました。

(寒いので一瞬出て室内に駆け込みます。)


ここで初めて日本人、韓国人、中国人を含む

観光客達に出会いました。



次の宿泊地は「エグル」ですが

途中、ベルンに寄りました。


この郊外の駐車場に車を停めると

1枚の駐車券で

2人まで

街まで往復してくれるバスに無料で乗れます。


番号の上にあるのが駐車場の名前で

バス停の名前でもあります。


ベルンは今まで滞在した小さい街の

20倍以上広くて

5時間の滞在では周りきれませんでした。


観光案内の人に紹介された

イタリアン・レストラン「Luce」


美味しかったです。


これも monk fish (アンコウ)の料理です。


ベルンで長居したので

エグルに着いたのは夜中。


気温はグリンデルワルトよりは暖かめです。


でもここも本当に何もない街。


夫は下調べせずに選んだようで

ちょっと後悔していました。


ルマン湖に近いのですが

(近いと言っても多分30km以上)

周りは葡萄畑。


山の方は雪が降りました。


ケーブルカーに自転車を積んで

Sanetsch ダムまで行きます。


標高2066m。


ケーブルカーではなく

シオンの街からも車で行かれますが

エグルからだと100km以上の遠回りになります。



前日、雪だったのが

この日は晴れた為に綿毛が飛び交っていました。


雄大な景色です。


釣りをしているおじさん。


何と虹鱒をこんなに釣っていました。


夫が自転車に乗ってる間、

1人ハイキング。



次の街まで30kmなので

時計を見て45分だけ歩いて

またダムまで戻りました。

日曜日なので

車でピクニックに来てる人は居たのですが

皆、湖の周りで遊んでいます。


なので誰ともすれ違いませんでした。



ダムの近くにある山のレストランでのお昼。


グリンデルワルトの

山の上レストランのフォンデュは

美味しくなかったのですが


ここのフォンデュはチーズの質が良く

最高でした。


観光地ではフォンデュのパンは

四角く切って出てきますが

ここは自家製の農家パンに

切り込みが入っているだけです。


デザートの杏のシャーベット。


ロープウェイで山を降りてから


毎年7月にジャズ祭があるので有名な

モントルー街に遊びに行きました。


ルマン湖のほとりにあります。

寒かった山と比べて

とっても暖か。

フレディー・マーキュリーの像があります。

彼もここを訪れたようです。


レマン湖の周りの遊歩道が市民の憩いの場です。


愛の像の横で写真撮る人が多かったです。


午後7時半頃、

夕日が沈むまで公園で座って

夫とお喋り。


次の日はモントルーより少し先にある

チャップリン博物館へ。


アメリカで共産主義者と思われて

入国を拒否されたチャップリンは

スイスで幸せに暮らしました。



そしてイタリアへ。


スイスとイタリアの国境では

1台ずつしつこく

「申告するものはないか」

「現金はいくら持ってる」

など聞いていました。


本当はモンブランを見に

フランスに行きたかったのですが

途中まで行って

時間的に無理だったので諦めました。


そして最終目的地の「Oglianico」に向かう途中

Aosta という街に立ち寄ったのですが


イタリアのレストランは

午後7時からしか開いておらず

ワインを1本空けてしまった夫。


飲酒運転になりますし

まだ次の宿泊先まで山道を1時間半運転するので

1泊しました。


(もちろん次の宿泊先のその日泊まらなかった代金は戻って来ませんが事故るともっと高くなるので正解でした。)


お土産など買い物したお店が勧めてくれた

La Grenette というレストラン。


このワイン、マニラでは2倍以上のお値段だそうで

ソムリエが100ユーロで勧めてくれて

夫もソムリエも安いと言ってたんですが

私にはちょっとびっくりなお値段でした。


でも味は今まで飲んだことのない

コクと深みのあるワインでした。


翌日、最終宿泊地の Oglianico へ。


ここに来た目的は

夫が有名な

グラン・パラディーゾ国立自然公園(アルプス)の

コッレデルニヴォレット山まで

自転車で行きたかったからでした。


それでここに4泊取って

滞在中は何度も自転車で

その山に行くと言っていました。

(実際には3泊になりましたが。)


でもそこまで車で67km。


もっと近くにもホテルやアパートはありますが

行ってみたら

9月なので

お店は全部閉まっており

観光案内所も閉まっていて


山頂付近にも店はなかったそうで

近くに宿泊しなくて正解でした。




景色が良いと言っても

石ころだらけで

ちょっとコーヒー飲みたくても

お店もないので

リピートはしないことにしました。


車を Ceresole Reale という

湖の側に停めたので

私は湖の周り7.6kmをハイキング。




シーズンオフで誰も居ません。


500m毎に標識が出ています。


他にも

「発電所があります。晴天でも突然濁流が押し寄せるので湖に近づかないで下さい。」

とか

「冷たい水で死亡します。氷は割れます。危険。」


などの標識がありました。


目当ての滝まで来ましたが

歩くのよりも寒いのが大変でした。



自転車で上まで行って

戻ってきた夫が

上の湖まで

車で連れていってくれようとしましたが


段々と1車線道路になり

しかも崖っぷち。


あの細く見えている道を上って行きますが

ガス欠になりそうだったので

引き返しました。


今回借りたアパートは

畑の中の一軒家。


自動ゲートを入り

ここも敷地内です。


家は小さいけれど中はモダン。


ここも敷地内です。

(水には要注意ですが元気なお子さん連れに向いてますね。)


スーパーで牛のカルパッチョや温めるだけのムール貝を買ってきての夕飯。


夫が山に行くのをやめたので

翌日はトリノに遊びに行きました。


こちらでお昼。


焼き茄子やらパスタ、牛ステーキなど頼みました。


川沿いのカフェで

ゆったり、まったり。


夜までトリノの川沿いで

お喋りしてました。


翌日は帰る日。

飛行機は夜10時半過ぎなので

午後5時半までに車を返せば良い為


ミラノに遊びに行きました。


イタリアで難しいのが

ZTLという車両侵入禁止区域です。


なので事前に下調べをして

その区域外の駐車場に停めなくてはいけません。


ミラノ大聖堂はものすごい人でした。

しかも入場券を買う列が長蛇だったので

諦めました。


それで夫がお気に入りのデパートへ。


ミラノ滞在は地下鉄に乗ってる時間も入れて
2時間だったので
大忙しで

大好きな焼き栗を横目で見て
買わないまま素通りしましたが

何とか無事に車を返却し
空港での免税手続きも列に並ばずに
自販機のような機械で全部自分達でやって

またドバイ経由で無事マニラに戻って来ました。


そして


グーグル地図が

今回の旅行のサマリーを出してくれました。



スイスのディセンティスの修道院で買ってきた

ハーブティーで

旅の楽しかった思い出も一緒に味わっています。

ラブラブラブラブラブラブ