(リハーサルに来たバイオリンの子がくれたモーツアルトとベートーベン)


最近

YouTubeでピアノの

マスタークラスを見ることに

はまっています。


その中の1つをご紹介します。


教えておられる

ピアニストのシフさんは

ペダルを使わずに

バッハを弾かれる方です。


でもシフさんのバッハの演奏は

ペダルを踏んでいる響きで、


それは多分、演奏会場の音響が

抜群に良いからです。


前回の記事にも書きましたが

会場の音響は無視出来ませんね。


興味がある方は最後にシフさんのバッハの動画を載せておきますのでご覧下さい。


こちらの動画は

ジュリアードのマスタークラス。


見てい頂きたいのは14分頃から。


(日本語訳を選択すると字幕が出ると思います。

でも字幕がなくても音と仕草でわかります。)



シューベルトの即興曲 op142 の3番。


シフさんがこの学生さんに


「ツェルニー の音で弾いてはいけない、

シューベルトの音で弾いて欲しい」



何度も見本を見せてあげています。


ツェルニー などの

練習曲をする時にも

もしかして


「シューベルトのように弾いてみよう」とか

「モーツアルトのように」


と作曲家のイメージで

弾く練習をしたら良いのかしら?


この学生さんは

練習曲でやったような弾き方に

直ぐに戻ってしまい

何度も注意されていました。


作曲家の音って確かにありますよね。


曲のイメージによっても

音色は変わるので、


イメージ作りや音作りは

音楽をする上で

とても大事なんだと

この動画見て再認識しました。


以前の私は

先に譜読みして

ミスしなくなってから

イメージ作りしていましたが、


今習っている先生のアドバイスで

譜読みしながら曲想も考え、

ペダルも最初から入れています。


最初から考えて弾いていないと

譜読み終わってから

タッチなど全部やり直しになるので。

(これ先生の受け売りですが💦)


途中で和声分析も出来るだけやります。

和声分析すると

弾く時の道しるべになるのですが

それ以上に

作曲家の個人的な思いにも

近づく事が出来ます。


特に和声をきちんと勉強した作曲家は

(殆どの作曲家は和声や対位法を学んでいます)

物凄く意図的に特定の和音を入れて

訴えたい事が明確にあるんですね。


まだまだ先生の助けなしに和声分析は出来ませんが、とりあえずは先ず自分で考えてみます。


楽典と和声は今、還暦の私の楽しみ。


ピアノの練習だけだと

まだまだ難しい曲は弾けないので

モチベーションが保てないです。




ペダルを踏んで弾くピアニストが多い

バッハのパルティータ2番のシフさんの演奏です。

(ペダルなしで弾いていますが残響が凄い会場です)

ダウンダウンダウンダウン