携帯を落としたことにまったく気づいていなかったおじょーは、ばあばに携帯を拾ってもらったのを知って、さぞかしあせったことであろう。


そのときの様子をばあばは


「しまった!!!」という顔で、いかにもいけないことをしてしまったあせるという挙動だったという。


そんなおじょーを不憫に思ったのか、ばあばはいけない誘い水をかけてしまうのであった。


「ママには内緒にしておこうね」と・・・。


こんなことになっていたとはこれっぽっちも知らなかったわたし。


そんなところへ夕べの「あなたに内緒ごとがあるの・・・」と打ち明けメール。

2日間良心の呵責に苛まれ寝不足になったばあばが、「実は・・・中略・・・怒らないであげてね。内緒にしようと言ったのはばあばだから」と打ち明けてきたのであーる。


メールを読み、わたしはこう返信した。

「わたしはこのことを知らないことにするから、今夜おじょー宛に電話をかけて、ふたりで話し合って打ち明けることを決めておじょーの口から言わせて」


その夜、ばあばと長々と電話で話し込み、電話を切ったあと、今にも泣きそうな顔でこう切り出してきた。


つづく