「ママぁ・・・あのね・・・おつかいに行ったとき走っちゃって、ママの携帯を落としちゃったの・・・」
もう涙が目から溢れそう
ぁ、ちょっと待ってて、と洗面所に行きうつむきながら戻ってきた
(おそらく涙をぬぐってきたのであろう)
「でね・・・落としたの気がつかなくてばあばが拾ってくれたの・・・」
ここまで言い終わるともうわたしの顔なんて見られないとばかりに下を向いているおじょー。
わたしはそんなおじょーにこう言いました。
「自分の口から言えてえらかったね。怒ると思ったから内緒にしてたの?内緒にされると悲しいよ」
そう言うとおじょーの目からジャンジャン涙が溢れてきました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
おじょーが落ち着くのを待って、ふたつのことに絞って一緒に考えました。
①走って落としてしまったのは失敗だったけど、失敗を隠すのはいけないこと。
②もし落とした携帯を悪い人が拾ってイケナイことに使ったらどうなったか?
特に①は大人でもよくありますよね!
失敗を隠したいのは大人も子供も同じ。でも隠した失敗はどこにいってしまうんだろう?
心の中にいつまでも残ってしまいますよね。
失敗を失敗として次に生かさないと、いつまでも同じ失敗の繰り返し。
隠してどうこうなるというわけじゃない。
これを小さいうちから教えていきたいと、常々思っています。
ばあばに「内緒にしておこうね」と言われてウンと言ってしまうのは6歳では仕方がない?でも
「隠すのはよくないよ」とばあばに言えるこどもに成長して欲しいな~と思います!
②はおそらくそこまで考えないんだと思う。子供は。
落とした=壊れる=怒られる。という発想。
ものすごくこどもはシンプルです。
今回のルールのときに、もうひとつ付け加えていれば良かったとわたしも反省。
「落としたらどうなってしまうのか?」
落としたらダメよ!で終わりじゃ子供はわからないですよね~。
なので今回はこう説明しました。
壊れたら直せばいいんだよ。壊れたらもちろんママは困るけど、それよりもっと大事なことがあるんだよ。
すると
「なあに??」
もしママの携帯を悪い人が拾って使ったらどうなっちゃうと思う?
「・・・??・・・!!誰かに電話かけちゃう・・・」
もし携帯に電話番号が入っているママやおじょーのお友達や大切な知り合いに悪い人が電話をして、変なこと言ったりしたらどうなっちゃう?
「いやな気持ちになる・・・」
ママの振りして電話かけてだましちゃうかもしれないよね?
「うん・・・」
ここまで言うと、どうして携帯を落としてはいけないとママに言われたのかが理解できたようでした。
鍵も、お財布も同じだよ。それが無くなったらどんな風に自分も他の人も困るか考えたら、もっと大事に扱えるよね!とお話しました。
子供はママに怒られるのが悲しいんですよね。
でも、こどもをびくびくさせるような大人の叱り方にも問題はあるんですよね。
わたしにもそんなところがなかったか、改めて考えさせられました。
勇気を出して隠していた失敗を告白するという試練を乗り越えたおじょー。
いっぱい泣いて悲しかったおじょー。
泣き顔を見るのはママも辛いんだよ~。
でも一緒に成長していこうね
と、今回のおつかい事件は私にもいい勉強になりました