次男中学3年、長女高校3年

それぞれの卒業式が無事済みました。



長女は学区外の遠い学校に進学し

希望に満ち溢れていたけど、なんだか違うと感じ 

しんどかった1年生のころがありましたが

今にして思えば割と軽くそのことを乗り越えてくれました。


私にしてみれば、ほかの子がもっと重症であったことや

その経験から、乗り越えるサポートがうまくできたのかもしれないですが

彼女の場合は、少し背中を押してあげることで

乗り越えることにつながったのかもしれません。


電車だと1時間以上かかる通学時間が

高速インターの街に住んでいるという利便性から

車で送ると45~50分で到着できるということで


何度、高速送迎をしたことか・・


行きにくいときの送迎と、後半は受験や部活の疲れで


起きられないということでの送迎、甘やかしのように見える

かも知れないけど 私の中には 親としてしてあげられること

の数少ないことのひとつだと思っていました。


そして、いろんな力を持つことが出来 無事卒業

進路は第一志望ではなかったけど

今は 進学予定の大学に縁があったこと

素直に受け止めています。


これからが大事、悔いのない受験をしたから

納得して前に進める・・・そんなところでしょうか。

送迎の車の中での会話もとても大切な時間でした。



一方、11日遅れて挙行された次男の卒業式

長男や長女のときの映像が自分の中で浮かんできて

不思議な感覚でした。


前の記事に担任のこと、少し書いてましたが


この卒業式でも 少々問題が・・・

卒業式では一人一人の呼称があります。


支援学級の子も通常クラスに在籍になり

そちらのクラスで呼称を受けるのですが

同じ支援学級のもうひとりの子の名前を

呼称し忘れるという事実・・・むっ


普段からいかにクラスに存在しない子という

意識でいたのかと思ってしまいました。

「ありえない・・・」という気持ちでいっぱいでした。


その後、支援学級では校長先生が一人ひとりに

卒業証書を手渡してくださって 「さっきはごめんな~」

と言われたことが すべてを帳消しにしてくれましたが

私の中では最後の最後にいろんな不信感に対して

「やっぱり・・」などという気持ちを持ってしまった瞬間でした。


そんなこともありましたが、小学校は普通級にいて

中学になったときから特別支援学級に入り

そして高校では普通の全日制に進むという進路、


中学に入る時の選択の悩み 本人がどう受け止めてくれるか

と思いましたが上手に受け止めて

少人数の集団であったからこそ成長できたこと 

環境にも気をくばってもらえたことなど 

ありがたい3年間だったな~と思い返しています。


高校になってからは 今までのようにはいきません。

でも、少しずつ世界を広げていくことで

次男のアスペルガーという特性も 緩和されて

人との交わりもまるくなるといいなと願っています。



卒業という節目に・・・母の覚書