反省をこめて・・・


娘はなんでも本当によく頑張る子でした。
いえ、今も頑張っています

娘は私と同じ部活を選びました
吹奏楽です、私が「やったらどう?」などと
言うこともなく その部活を選んできたことが
とてもうれしかったです

そして選んだ楽器がまたまた私と同じでもあり
吹奏楽という部活を選んだことによって
中学になってからの方が いろんな話を
よくするようになりました。

なので、いろんな発表の舞台をいつも
それは楽しみに出かけました。
(娘の部活追っかけですね)

そして、舞台が終わると 私の感想は 
ついつい「こうすれば、もっとよかったのにね~」と
経験者ゆえの、視点から 悪気はなく
忠告になってしまいがちでした。

娘も「そうなんよね、〇〇が足りないね」とか
同じように私の意見を素直に受け止めてくれていたので
気にもせず そんな感想を言うことが多かったのでした。

そして、高校2年の大きな演奏会が終わったときのこと
いつものように「お疲れさん」と言ってから
私がその日の感想を言うと
泣きながら娘は言いました。

「どうしてお母さんは、ほめてくれないの
「いっつも、ずっとそうだったじゃない

「・・・・え・・・」

もう言葉が出ませんでした
「そんなつもりはないよ」とは言ったけど
もう 時はもどれません

娘はつづけました
「私は がんばってること ほめてほしいだけなんよ
評価してほしいんじゃない!
お母さんは いつも評価ばかりじゃない!!」


「・・・・ごめん・・・・」
「そんなつもりじゃなかった・・・」


今 思い出しても ひどいことだったなーと思います
娘は自分でもわかっているのです
足りないこと、できてないこと だから
「そうそう」と言ってました。
でもそこで それでもいいところ を言葉にして
伝えてあげなきゃ 何にも伝わってなかったのです
心の中では よくやってるよね と思っていても
評価をしている自分が 採点をしながら講評しているのです

評価と感想は違うんですよね
でないと、評価される結果だけが
価値あるものみたいに 伝わってしまいます。
評価されない 私は価値がないのかも・・
なんて 思わせてしまうことになりません。

そうしてその言葉がグサッときたのには
その同じ言葉を私が過去に自分の母親に
言った言葉だったんです
「お母さんは ちっともほめてくれないやん!」

なんと・・・・娘はあの時の私と同じこと言ってる
私は、自分の子には 
私が感じた気持ちを味わわせないつもりだったのに・・・



自戒の念をこめての告白です。

出来る子ほど 厳しめに見てしまうのですね
やった結果の評価や採点ではなく
やったという事実、そのことだけにフォーカスして
いくことが大事なんですね。


だって・・・・疲れながらも 一生懸命お料理して
「疲れているのに ありがとう」
「忙しいのに大変ね」
と言われれば 

それを・・・
「今日は なんか味濃いね」とか
「なんか 固いんじゃない」などと
料理の評価が入ると どうですか?
え・・・・  なんて気持ちになりますよね

自分なら嫌なのに なぜか子どもに対しては
ついついやりがちなこと・・・
それが評価するということかも知れませんね。