お友達に勧められて 読みました。
友達はこの凛くんのお母さんとちょびっと面識があって
もう、読んだら涙がとまらなくて、夜中に号泣したと聞きました。

私も気になってた本ではあったのですが
まだ先に読まなくてはならない本だらけで
後回しにしてたのですが、先の言葉を聞いて
早速注文して・・・・

まだ11歳(今は12歳になられているかな)の
子どもが・・・いじめにあって それでも俳句があったから
と思うと・・・ 胸がしめつけられました。

わが家の子は いじめと言われることには
縁がなく 不登校になりました。
(細かいことを言えば ないとは言い切れないですが・・・
この凛クンのようなことはなかったです)

なので、おなじ いじめという現実に立ち向かわれている
方からしたら 号泣せずにはいられなかったのでしょうね。

どうして小学1年生、わずか7歳の子たちの集団の中で
いじめということが起きるのか・・・・
人を大切にする ということが教えていかなくては
育たないということ、そしてその場にいる教師の態度。。。。

いろんなことが重なりあって いじめが隠ぺいされ
そしていじめられている子が悪いかのような空気を漂わす学校
というところ。。。

それでも、やっぱり家族、母親が どれだけ自分の子を
信じて守ってやれるのか この本では彼をささえる 
お母さん、おばあちゃんが想いが 伝わってきます。

そして、最後に あの大津のいじめ事件のことにも
ふれられていて・・・
大津の事件が、遠いところで起きたのではない
と感じる私にとっては なんといっていいのか・・・
本当に胸がじ~んとなる そんな読後感でした。

本のこと書きだすと 色々あるのですが
その中の一節に、
「日本ではコミュニケーショの苦手な子がうまく挨拶できなかったときに
その親は「すいません、こんな子なので」と言う 
なぜ「アイム・ソーリー」なのか アメリカでは
「アンダスタンド・ヒム」(彼を理解してください)と言うのです」
というところが 親として印象的でした。

帯には、あの日野原重明先生の推薦の言葉も添えられていました。




ランドセル俳人の五・七・五 いじめられ行きたし行けぬ春の雨--11歳、不登校の少年。生きる希望は俳句を詠むこと。